大雪の被害と対応

夏の話題の次は冬の話題です.それほどに手間をかけていなくっても何とか維持できてしまっているわが9Rですが,今回は人災ではなく天災です.で,今年はなんといってもドカ雪が2回も降ってきたのです.初回は12月に一晩ぶっ通しで降り積もったべちゃ雪.2回目は朝方のほんの3時間程度の間に,うちの近所から銚子にかけてのきわめて限定的な地域にのみ降り積もった粉雪.1回目は雪の日から寒い日が続いたので2〜3日間は周辺の道路が渋滞したり影響も大きかったのですが,2回目のそれは降ったその日の昼間から10度近い気温になったため一気に雪が消えてしまいました.といっても屋根に積もった雪というのはその場で蒸発することはなく,たいていの場合屋根からすべり落ちてから地上にしばらく堆積した後で流れたり蒸発するわけです.

一回目の雪はかなり水を吸って重かったこともあり,降り積もるなりドスンドスンと周囲の家の屋根から落ちる音が引っ切り無しに聞こえてきたので,ああ,これはダメだな.と予感するに十分な状況でした.何を予感するの?ということになりますが,これは今まで何度か経験済みの現象で,隣の屋根から落ちた雪がバイクを直撃して何かしらダメージを食らうということ.まあ今まではバイクカバーが破れてしまうぐらいであり,まあバイクカバーの経たり具合にもよりますが,2〜3年置きにバイクカバーが雪のダメージで破れてしまって,仕方なく交換することになるわけです.ちなみに今年は9Rにヤフオクで1580円で買った激安バイクカバーをかけていたのですが,夏の猛暑や強風などによってすでにミラーのあたりが裂けていて,クリップで留めている状況でした.

まあ,そんな状況だったら少なくとも9Rのバイクカバーはダメだろうな〜と思いつつ次の朝9Rの方に目を向けてみると,雪が大袈裟に思えるほどに堆積していて,側面のみバイクカバーが露出しています.その側面でさえも何箇所かは破れが進行して車体が見えてしまうような有様.雪の下の部分はこれまた盛大に破れているんだろうな〜なんて思いつつその次の週末.完全に解け去った雪の下からその全貌を露出したカバーは,下のような状況でした.

さて,バイクカバーが無いと車体の汚れも進行が早く,錆なんかも心配ですから早速調達に動きます.薄い激安バイクカバーはもうコリゴリなので,今回は耐久性重視で行きます.まあ,雪の直撃があっても5年ぐらいは持ってもらわないとランニングコストとしては私の小遣いレベルを超えてしまいますので切実です.ちなみに9Rについては多くのバイクカバーで4Lのサイズ指定になっていますが,私は3Lを購入しています.というのも多くのリストではE型よりも一回り大きなB型を基準にしているようで,4Lでは結構スカスカになってしまうからです.スカスカなカバーはちょっとした強風でめくれてしまったり何かと手間がかかるので,これはこだわりたいポイント.結局カバー2100円.送料740円合わせて2840円で結構な分厚さのカバーを入手.ヤフオクだったので何が決め手だったかというと,写真に写っているパッケージの分厚さ.ちなみに前回のカバーはクロネコメール便発送可能というもので,厚み2cm以下.そりゃ破れますわな.

というわけでカバーについては着いた早々カバーを入れ替えるだけだったので,ひとまずかぶせてサイズが大丈夫かぐらいは確認して,厚みや下回りのバンドが2箇所あったりと意外にゴージャス仕様であった点非常に満足だったわけです.しかし,古いビリビリカバーを外したところで雪のダメージをもうひとつ発見してしまったのでした.それはウィンカー.どうもサイドスタンドと逆側の右ウィンカーが薄いカバーとはいえ雪の直撃を受けてしまったようで,ブランブランになっていました.また例のゴムブーツが寿命で裂けたのかと思いましたが,今回はそうではなく,ちょうど根元の板金ではさんで固定する部分が根こそぎ断裂してしまっています.実はカバーを交換しただけではもったいないということで試運転というかそこらへんを転がすだけは予定していたのですが,これでは走れません.この日はバッテリを再充電してムラシマにゴムブーツを注文してまた次の週末を待ちます.

で,次の週.実はこのゴムブーツの交換前回も紹介しましたがフロントカウルをまるっと取り外さないといけないので,今回はサイドカウルだけ外して何とかならないか確認してみたのですがエアダクトを外してもぜんぜん作業性が改善せず,結局今回もまるっとフロントカウルを外しての作業となりました.本当はフロントカウルを外すと光軸が外れる可能性があるので,出来るだけ外したくないんですが背に腹は代えられないって感じでしょうか?

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