3回目の車検

さて,前回の車検から早くも2年が経過しました.前回は怒涛の光軸検査になってしまい,反省材料として記憶に新しいところなのですが,あれからもう2年経つんですね.この季節は毎年結構な確率で私は忙しい時期と重なるためなかなか休みが取れないのですが,今年は特に仕事の重要なイベントとガッツリと重なり,ぜんぜん休めずに困っておりました.

バイクの車検となるとやっぱり往復を無難にこなしたいので日程を決めるのに天気がある程度わかってから決めるということもあり前日に決めるというのが通例なんですが,昨今はどうしても会社のスケジュールもグループウェアで管理されていて,直前になるとどんどん予定が埋まっていくという状況で,翌日が綺麗に空いていて,お天気もそれなりというのを見つけてとなるとかなり車検の予定を入れるのが難しくなって来ているのです. で,そんな中なんとか半日予定が空いていて,お天気も良い日が半日でも取れそうになりました.

早速車検予約の電話.でラウンドの指定の段になって,いつもとは違う現象が.なんと午前中だけならまだしも第三ラウンドまでがすでに予約が埋まっているとのこと.結局その日は仕事上空いているのが午前中だけだったのでキャンセル.またの機会を待つことにしたのでした.

そこから待つこと約2週間.やっと仕事の空きが見つかりました.それもまるまる1日.早速予約の電話をしたところ,今度も第三ラウンドまで予約がいっぱいとのことで,仕方なく第四ラウンドを予約することにしました. 第四ラウンドというのは1日のうちの最終ラウンドであり,何かしら不具合があって再検査を受けるにも修正にかけられる時間が十分取れないので,皆さん敬遠しがち.私も例に漏れずまた怒涛の光軸検査には今回ならないにしても敬遠したいはしたいのですが,車検の残りもわずかとなった今わがままは言っておれません.仕事も忙しい状態ではあるので半休を取ってその翌日決行することにしたのです.

さて翌日.お昼に会社から戻り,早速出発しようとしたのですが,税金の証明書がいつもある引き出しに見つかりません.かみさんは出かけていて携帯にもでないし,万事休す.こうなったら心当たりを片っ端から探してみるしかないと腹を括って探しはじめたところに幸いにもかみさんが帰ってきました.

かみさんによるといつもしまっておく場所を変えただけで,それに気付かないのが悪い的なことを言っていますが,ここで言い争いをしている余裕はありません.丁重に事情をお話ししていち早く証明書を手に入れなければいけません.果たしてかみさんの言う新しい保管場所から証明書は見つかり,多少のタイムロスはありましたがなんとか出発.

支局には2時前に到着して,自賠責を更新,書類を書き例によって一番レーンへ.意外にも時間的にはまだ第三ラウンドだったのですが,待たずにそのまんま列の最後尾にやってこれました.ほどなくして検査官がやってきたので検査書類一式を渡し灯火類のチェックから.一応前日に自前検査をやってきたのでここは問題なし.

ラインの入り口で先行して入ったCB1300SFの様子を見ていたら今までと違うところが.なんと二輪用の設備が復活しているようで,ちゃんとスピードメーターの検査までやっています. したがって自分の入場のときには二灯式でスピードメーターは後輪検知のボタンを押してから.いきまいて待っていたのですが,どうも前のCB1300SFが手間取っているようでなかなか入場できません.そんなこんなで私が入場してすぐに第三ラウンド終了のベルがなりました. すると検査官がちょうど来てくれて,いろいろ操作を教えてくれてことの他スムーズに進み,毎回鬼門の光軸もなんと一発合格.検査シートの合格印装置にも検査官が紙を入れてくれる念の入れよう. 最後にその検査官の方が”綺麗に塗ってありますね.僕のなんかはボロボロですよ.”って言っていたので,恐らくカワサキのスーパースポーツ系に乗っている方だったんでしょうか?ちょっと親切にしてもらえた理由がわかったような気がします.

さてギリギリ第三ラウンド滑り込みで検査をクリアして,新しい車検証が発行されたのがちょうど3時くらい.手を洗ってから自賠責のシールを張り替え(透明シートを汚してしまわないため)帰路につきます.

さて車検も通って車齡は現在9年になります.レストアをはじめた頃はまさか4年以上も乗り続けるとは思っていませんでしたが,車検証をみる限りはじめの2年で1500km,あとの2年で800kmと徐々に距離が伸びなくなって来ています.それでもぐずることなく好調を維持出来ているのは9Rの車体の完成度の賜物なのかもしれません.そんなとこに甘えることなく,ちゃんと距離を乗っていかないとまずいよねと反省する帰路なのでした.

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