補修か交換か?(その2:コイルカバー)

ラジエターを交換したからにはエンジンを掛けなければいけません.エンジンはとにかくオイル漏れがなくなるようにコイルカバーを何とかする必要があります.で,このコイルカバー,新品で交換すると1万円以上するわけで,どうしても補修にトライせざるを得ない感じ.(こんなんばっかり)

まあ成功するかどうかは別にしてとにかくトライしてみたい気持ちを満足させるために補修を行うわけで,とりあえずラジエターのときも考えたロイメタルを使います.といってもオイルまみれのところに塗りこんでも失敗するのは明白なので,まずはずして清掃,脱脂を行います.その状態でこのマグネシウム製のコイルカバーに内側,外側の両方からロイメタルを塗り込んでいきます.で,塗っている途中に気が付いたのですが,このコイルカバーはわれが取り付け面にまで達している上に若干割れを挟んで広がっているような感じです.で,取り付けるときに固まったものがパッキリいっては困るので,固まる前に取り付けを行いました.ロイメタルは固まるまでにあまり時間がないので,これは焦りました.本当にあわただしく作業を行い取り付け完了.

一日経ったところでオイルを入れ,セルを回します.エンジンは1発で掛かりました.アイドリングは安定していて,吹けも良い感じ.音は非常にレーシーでもありジェントルでもありというところでしょうか?ZXRよりアイドリングが静かなのが少しうれしい感じです.3分ばかりまわして直後と半日後漏れをチェックします.その結果,

・ラジエターからの冷却水漏れはなし.
・コイルカバーからのオイル漏れあり

でありました.まあ1勝1敗というところでしょうか?まあ両方とも補修が出来なかったことを考えると2敗かな?

ということで交換という選択をするわけですが,このコイルカバーにいたっては中古がまったく出回っていないわけです.まあ転倒すればイチコロのような部品ですからしかたなく血の涙を流しながら新品のコイルカバーを注文する私(大袈裟)..1週間経ちコイルカバーはやって来ました.新品はやっぱり削れもなくてとってもいい感じです.取り付けの時も歪がない分素直に取り付きます.(当たり前)

で,再度オイルを充填してセルを回します.う〜ん,今後はさすがに漏れなし.これも当たり前の結果でありまして,こんなに紆余曲折しなくってもよかったのでは?と思わせる補修のトライではありましたが今後はこういった金属の変形を伴う液体の漏れはちゃんと部品交換で対応しようと心に誓う私でした.

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