テールカウル,サイドカウル補修

外装第2弾はテールカウルです.テールカウルはテールランプの上の辺りが丁度ばりっといっています.まあこんなのは補修としてはそんな難しいものではないので補修の方針で行きます.まずV字型にかけた部分は補修用のエポキシとガラスクロスを当てて,表面にパテを盛っていきます.乾いたら表面を平滑にします.ここは妥協せずに一回で出なかったら再度パテ盛りしたりします.

で,このきわめて小さい部分ではありますが,ちゃんとペーパーで荒らした上にプラサフをぬってまた表面を均します.あとは部分的にライムに塗ってぼかし剤を塗ってその上に周辺との境目を磨いておしまい.

結構簡単に書いていますがこんな補修でも乾かし乾かしやっているので足掛け4日掛かっています.まあ部分塗装ではありますが出来は満足できるレベルになりました.


お次はサイドカウルです.サイドカウルはそのもの自体がない状態ですので,ひとまず補修のベースを入手します.E型はC型と共通なので,とりあえず数少ないE型ではなくC型のものを入手しました.色はブルーメタリックで,結構割れが有ったり,削れがかなり広範囲にあるものです.左右別々に入手した割にははぼ同じ程度の壊れ具合なのがなんとも奇遇です.これをE1ライムに塗り替えなければいけません.

で,まずデザインを気にしなければいけません.というのもE1型のライムというとブルーメタリックの部分があったり真っ白の部分.それに白からライムへのグラデーションになった部分もあります.白い部分はどうやら純正はデカールで作られているよう名なのですが,これが価格表を見るとなんとも高嶺の花なわけです.従って今回は白い部分のみ耐候性のカッティングシートを用い,他はペイントで行くことにしました.

まずは割れた部分の補修と,ホワイトプラサフです.結構簡単に書いていますが,これも結構な時間をかけてパテを持ったり補強したり,傷の部分を埋めたり,面を出したりと時間をかけてやってます.う〜ん,過酷〜.で,ようやっとペイントです.まずはライムグリーン.マスキングすることなく必要そうな部分のみ縫っていきます.これは結構お気楽モードでいけるかと思ったんですが,最後まで残る部分はやっぱり綺麗に塗っていおかなければいけないので,ちゃんと天日の元で確認しながら何度か塗りを追加しました.

お次はブルーメタリック.これはフェンダーのときに使ったスバルの色.マスキングをして必要な部分だけ塗ったんですが,結構な面積を塗らなければならず,これも結構な時間がかかりました.乾いたらマスキングを剥がして数日間おきます.この次はカッティングシートを貼らなければならず,塗装面が完全に硬化してから貼りたかったからです.


さて数日後カッティングシートを貼ります.フロントカウルの白い部分との合わせを確認して角度,グラデーション部分の余分も合わせてカッティングシートを切り出します.下のほうにある細長い三角は写真を見ながら長さや角度,計算し切り出しました.でもやっぱり素人作業.完全とはいいがたい感じに仕上がってしまいました.まあ,あんまり見えないところだしいいかな?(いいかげん)

さてここが一番気を使うグラデーションの部分です.カッティングシートを細かめのペーパーで少し荒らしてから他の部分を全くマスキングしました.そしてこの3角のグラデーションのみを露出させてグラデーションの方向に直角になるように角度を一定に降りながらペイントしていきます.面倒なのでエアブラシなんかは使用しないので,結構荒い粒がグラデーション部分の境目に残ってしまいましたが遠目にはなかなか綺麗なグラデーションではないでしょうか?

さて,ここでまた完全硬化を待ち数日が経過しようとしています.サイドカウルだけでもう3週間目に突入しているのが結構な大変さを物語っていると思いません?実際のところちょっと私もこのあたりでグロッキーになっています.でも気を取り直して休日の朝最後の仕上げ.クリアを吹きます.今回は奮発してイサムの2液.だってここまで気合を入れてやってきたんですから最後は有終の美と行きたいじゃあないですか.

で,クリアを吹いて2回目に恒例の(?)悲劇が起こりました.いつもの通り庭で作業していたのですがその日はとても天気がよく,風もなかったので妻が2階で布団を干しだしたのです.しかも干してすぐにセオリーどおりぽんぽんと布団をたたき出したではないですか.

そうなると真下にあったカウルにどんどん埃が襲い掛かってくるわけで,かといってもクリアを吹いているので持ち運べるような余地もなく指をくわえて埃が降り積もるのを見ているしかないわけです.なみだ目で2階を見上げても妻は私は知らないわよといった感じで一瞥をくれてから部屋の奥へと消えていきました.とほほほほほほ.

かといって一旦完全硬化を待ってこの埃たちを除去してから来週もう一度クリアを吹くようなことは体力的にも精神的にも不可能.それに一番大きい理由はイサムの塗料が24時間しか持たないため残りが全て無駄になってしまうということ.もうここは強行しかありません.

ということで最後までクリアを吹いて作業は終了.最終的にはイサム塗料の誇るその厚みのおかげで埃は殆ど目立たなくなったので今回も磨きはせず,この長き道のりであったサイドカウルの工程全てが終了〜.

結果的には出来上がりはまあまあなんですが,とにかく疲労度の高い作業ではありました.やっぱりカウルの色は3色以上は大変ということと,とにかく塗装の前には天候や温度のほかに妻の動きにも十分注意しなければいけないということがわかったのが収穫といえば収穫といえるでしょうか?はははは.

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