ステラ・ヴァーミリオン ― 落第騎士の英雄譚

私の場合,あんまり魔法ものや戦闘もののアニメって見ないんですが,はっきり言ってこの作品はこのステラ皇女があまりにもツボで,最後まで見続けたという事実がございます.このステラ,ヴァーミリオン皇国の第二皇女という肩書で登場シーンはなかなかお高いイメージを振り散らしていたわけですが,それがもう第一話から崩れ去ってしまいます.これではまるでヒロインならぬチョロインを地で行くようなもの.まあ,そんなインパクトのある初回からなぜか私の触手を刺激し続けてくれたステラ皇女.今回はまあ何を語ればいいのか一切方針なしに語っていこうと思います.

<見た目>

私の場合,基本的にツインテールとかツーサイドアップのキャラはあんまり好みではないんですが,この娘は別.要は外観よりキャラがハマったということになります.設定は美少女ということでしょうけど,ラノベのイラストの絵柄からある意味美少女推しではないキャラデザということもあり,見た目だけで萌えるということはない感じです.そういった感じでは以前ご紹介した冬海愛衣ちゃんと同じような感じでしょうかね.

<能力や表向きの性格>

第二皇女でありつつランクAのブレイザーという能力を持ち合わせ,人以上の鍛錬を重ねてきた末に学園に留学したという経緯を持っています.そのために勝気でプライドが高い性格で,まさにツーサイドアップの外観にふさわしい性格といえましょう.しかし一輝に敗れてからは,その強さを認め敬意を感じたりし始めます.以前は同年齢クラスでは負け知らずのところに一輝の強さに触れていきなり人格の一部が崩壊してしまったとも言えます.

それが故に一輝目線では強烈なツンデレキャラとなり,見るものを十二分に楽しませることに繋がっているのではないでしょうか?

<恋としても最高を目指す>

この作品はステラのキャラを立たせるために必要以上のハーレム化を避けキャラクターを設定していると思います.というのもこのステラ以外も一輝に好意を抱きつつも,決して恋愛感情に至らないところにとどまっていたりします.まあ雫に関しては兄にふさわしいかどうかの見極めをしたのち一歩引くといった形で,整理をつけていたりします.すなわちステラは一輝の恋愛対象としてもずば抜けて一番を目指していて,その通り実行しているということになります.

しかしその一輝への想いは元々が皇女であり一般的な恋愛談義などしてこなかったからか,周りから見れば変態的な言動や行動をとってしまいます.ここらへんはいろいろ設定が作りこまれていて,元来性欲が強いとか,人の優劣の結果を主人と下僕の関係にしか投影できないとか,それを人前で公言するとかいろいろ面白いことが起こったりします.まあエロゲとかならそんな皇女今までいたかも知れませんね.

私は2期があったりするかもということでわざとラノベ原作のほうは読んでいませんが,もし2期があったらその後の一輝との進展がみられることになると思いますので,楽しいだろうな〜なんて単純に思います.変態具合にも磨きがかかってくれるでしょうから,さらに2期は面白くなるんでしょうけど,今まで音無しということは2期はないんでしょうね.寂し.

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