Fブレーキ液交換

CBRについては,新潟でのパニックブレーキの原因はブレーキの不調であるということで,とりあえずブレーキを見てみることにした.CBRはマスタシリンダがなんと11mmφ!で,握った感じは遊びがレバーの中心の移動距離で10mmぐらいあって,その後最終握り込みまで20mmぐらいある.特にシリンダを動かしているにもかかわらず,まったくブレーキが効かないストロークが20mm中10mm近くあるので,握り込むと"クイッ,グニャ,シュルシュル...キュッ"という感じになる(←わかるかな〜?).アジャスターを最小位置にすると,最終握り込みでレバーの先端がグリップに当たる."こりゃおかしいでしょう"というわけ.

まずあそびについてはこのマスタを使う限りは仕方がないようである.もしかしたら純正でも違う機種のレバーがついているのかもしれないが...確かにシリンダのお尻のゴムブーツはちょっといかれかかってはいるが,ブレーキオイルがにじんでいるようなことはない.今のところマスターを換える金などないし,11mmφのマスターなんぞどこにいったら入手できるものやら(14mmぐらいなら使えるかな?)...ブレーキホースはどうだろう?やはり10年選手なりのヘタリ様である.キャリパーはばらすのも面倒くさいのでパッドの厚さだけ確認して.残るはブレーキオイル.この効きのまずさはエアが抜けてないのに違いないと思ったわけである.これまでの考察からは金のかかる対処方法しか見つからなかったがこれはオイル代さえ何とかすればクリアできる.早速やってみましょう.

ちなみにブレーキオイルは三菱ブレーキフルードDOT-4.一缶980円.まあDOT-4なら何でもいいだろうということなのだが,なんせ三菱はバイクを作ってないのでちょっと不安といえば不安.とりあえず現在の効き具合を確認してから,ブリードバルブを開ける.レバーを握ると勢いよく飛び出してきたのは,何やら白い液体.恒例の"何じゃこりゃー!!"と驚いてから(実はもう何ができてもあんまり驚きません(^^ゞ.),しばし考察.白いのは一体何なんでしょうか?細かい気泡か,はたまた水でも入ったか...何にせよ制動力不足に何らかの影響を及ぼしたに違いない.まあ白いものが何であったかより改善できるかどうかが問題なのだから,作業に再び集中します.次にすっかり出きったのを確認して新しいオイルを注いでいく.

ここで恒例のエア抜き.今回は実は新兵器登場です.実は前回のZXRでの決死のエア抜きの後,ちょっといいもんないか知らん?と思い,いろんなHPを流してきたのです.で,見つけたのがこれ.自作ワンマンブリーダー,愛称名"ビオレ"(←そのまんまや)です.名前のとおりボディーシャンプーのボトルの頭とビニールホースを熱収縮チューブでつなげただけの構造.構想半年(実はぱくり),制作費0円です.はじめ収縮チューブの締まりが悪く,チューブが簡単に抜けてしまったりしたが,もう一度ドライヤーでを入れた後は,順調にエアーが抜けていく〜.作業性はちょっとビニールホースが短くって悪かったけど,こんなもんはすぐに改善できるので,気になりませーん.

けど一点だけ気になったのが..."もうそろそろいいんとちゃうの?"というぐらいエアを抜いたのに,いつまで経ってもエアーが出てくる.おかしいなーと思いながら,バルブとビニールホースの間からエアでも吸ってるのかな?なんてチェックしても異常無し.どうやらCBRのブリードバルブの近くからエアを吸ってしまっている様子.ちなみにブレーキレバーをにぎにぎやってももうぜんぜんエアは出てこないので,エア抜きは完了(と自分を言い聞かせる)...さあっ.にぎにぎ...あれれ?以前よりは改善してるけどカチッっていう感じじゃない(T_T).にゅーって感じで遊びが大きいので,やっぱりダルなイメージ.もう一回エア抜きやってみたけど治らないので,これはもうホースかマスターの問題かも?まあいきなり"カチッ"じゃ,妻も握りゴケするかも知れないので...

それでも今度14mmφのマスターに換えてみよーっと.もちろんジャンクで(^^)...(作業時間:40分)



後日,再びブレーキを握ってみたところ,エアーがあらためて抜けてったのかどうか知らないけど,結構回復してた.結局ムニュウーって感じは治らなかったけど,アジャスタを一番近くして握り込んでも以前のようにバーエンドにくっつくなんて事はなくなったのでしばらく様子を見ようと思う.マスターじゃなくてホースを替えたほうがいいかもしれない.けどZXRとあまりにも違うので,いきなり乗るとちょっと恐い...

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