FZR250も公道を走れるようになり数か月.アイドリングが高くなる点はなんでだかわかりませんが以前より改善しているようにも見え,あとは必要な時に足に使ったりそこらへんの試運転コースで少し楽しんでみたりするわけです.で,軽量な車体だけあって,振り回すような感じで乗れてしまうもんで,結構私にしては乱暴な乗り方もしてしまったりします.そんな感じで走ってから内に戻って車体を確認していたのですが,ここで問題発見.
それは右フロントフォークからのオイル漏れです.意外なことに車体の組み上げの早いうちではありましたが,中華製社外オイルシールに交換して1年もたっていません.走行距離にしても100km以下.う〜む,やっぱり中華製はこうなのか〜.ということで今回は純正にするか...と思いつつオイルシールを注文します.

で,今回はオイル漏れしている右のみを購入したわけですが,次の週末早速交換作業です.やってきたヤマハ純正(右)と中華製(左)を比較すると外径は同じものの,ゴムの断面が全然違う感じで上から見ると全く違う機能を果たしてしまいそうな外観の相違があります.これほど違いがあるのに寸法が同じだけでよくもまあFZR250用と銘打って売ってくれたもんですね.

案の定このオイルシールを抜くのにもヤマハ車ならではでした,ずいぶん梃子摺りました.以前は固着していたオイルシールを抜くために苦労したもの思い込んでいたのですが,今回もボトムのパーツを外してインナーチューブを抜こうとしても,私の腕力と握力ではびくともしません.仕方ないので,以前やったパンタジャッキと要らないアクスルシャフトとGPz400Fの三つ又を使ってなんとか分解に成功したわけです.特に今回要らないアクスルシャフトは捨ててしまうところでしたが,例の渋ちん根性で幸いにも在庫していたので助かりました.
今回はダストシールは問題なさそうですし,スライドメタルも大丈夫そうでしたので,組みなおしてオイルを規定量入れて,ホイールをつけて作業は終了.試運転してみて,これまで以上に厳しい乗り方をしてオイル滲みなどがないかをチェック.無事左右ともオイル漏れはなさそうということで,ひとまず一件略着.でもこの感じだと左も怪しそうだな〜.しばらく様子見しなければ.