フロントタイヤエア漏れ対策

フォークの問題がクリアになり,しばらくたったある週末,他の車体の作業を終えFZR250の位置を少しずらそうとカバーを外したところ,何やらフロントに異常を発見.なんとフロントタイヤがぺったんこ.納車状態でもフロントタイヤはエアが抜けていて,一部が変形するほどでしたが,その時よりもさらにぺったんこでして,かなり車高が低く感じられるほどになっています.

原因はなんだろうということで,中古タイヤだからタイヤがダメだったとか,ビードクリームではなく中性洗剤で代用していたのが悪かったとか,いろいろ考えがよぎったものの,バルブを見たらその原因は一目瞭然でした.ホイール塗装,タイヤ交換のときにバルブは新品に交換していますし,この車体はフロントにU字ロックなどを掛けていないので,ここまで破損することはありえないのですが,それにしても間違いなく想定外の外力がバルブにかかってしまったことが原因といえます.

で,原因はココと分かっているなら対策は簡単です.少し準備をして次の週末に作業開始です.といっても新しいタイヤを用意したりはしません.まずホイールを車体から外し,エアは完全に抜けていますのでいきなりビード落としからです.で,片側のみビードをリムから外して,タイヤがホイールからずらせるようにしてやると写真のようにバルブのお尻が顔を出します.この状態でバルブだけ交換する寸法です.で,タイヤがついているので少しバルブの除去と新たなバルブのはめ込みにバランスが悪いため時間がかかってしまいました.

ちなみにもうそろそろタイヤ交換もこなれてきたのでちゃんとした素材を使うことにしました.というのは今までさんざん中性洗剤を希釈して代用してきたビードクリームですがこれを購入したのです.まあ物はモノタロウのものなのでそんな高級品ではありませんが,中性洗剤よりは信頼性は高いでしょう.

後はビードクリームを塗って,ビードを戻し地面でバウンドさせながら一周させたらコンプレッサーでビードを載せホイールを車体に戻し作業終了.一応すぐには試運転はせず,2週間様子を見てエア漏れがないことを確認してから試運転.う〜ん,以前と変わりありません.ということはやっぱりゆっくりバルブの劣化が進んでエア漏れしたのではなく,止まっているときに何かしら破壊につながるような外力が掛かってしまったと考えてよいかも.かといって全然その理由になりそうなものが考え付きません.もしかしたら小動物が無理やりホイールのすき間を抜けようとして折れちゃったとか,そんなのかも知れません.でもそんな前例って紹介されてなかったりするので,何か他の要因かしら?気になる〜ぅ!

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