悲劇発生!-ウィンカー破壊

会社から帰ってカバーがかかっているGPz1100を一瞥すると,あれ?何か低い.それになんかもう一台のほうによっかかっているような気がする?ということで,カバーをめくろうとして下を覗き込んだらやっぱりメインスタンドが外れている.カバーを剥ごうにも隣の車体とカウルが当たっているので,前半分カバーがかかったまんまサイドスタンドをかけて,ようやくカバーが外せたところでカウル周りを見てみると,あ〜あ,左ウィンカーがこなごな. 相手のバイクもカウルに傷が入っていて,これはもう痛々しい限り.これは現場検証をやっておきたいところですが,もう夜なのでその日はそこまで.

さて次の朝,原因を探るべくGPzの車体周りを中心にいろいろ調査します.まず割れたウィンカー以外の破損もしくは変形がないかを確認したところ,リアフェンダーについているナンバーステーが曲がっている.ただでさえリフレクタがついているので,左右のアンバランスが出ないように気をつけて取り付けているのですが,ものの見事に何かがぶつかった痕跡をその歪みで表現している感じです.

で,このナンバーステーと同じ高さでもっとも近くに存在するものはというと,プリウスのリアバンパーということになり,ぱっと振り返ったところすぐに結構深い傷を中央部あたりに発見.う〜ん,これはうちの車が車庫入れのときとかにGPz1100を後ろから小突いて,メインスタンドははずれ,その拍子にとなりのバイクに倒れ掛かり,ウィンカーが粉砕されてしまったということで間違いない.あとはプリウスを運転する私以外の人間はというと...うちのかみさん.

さて,故意ではなく過失だとは思いますが,かなり容疑者として濃厚な線なわけなので,早速その日のうちに何か心当たりはないか聞いてみました.すると数日前の車庫入れのときに何かに当たった感覚はあったけど,バイクが倒れていなかったからOKだと思っていたとのこと.う〜ん,それは飲酒ひき逃げ犯が良く使う言い逃れに近いぞ...?と心の中でたしなめておきながら,ひとまず補償問題に議論を移します.まあ,過失か故意かは未だわかりませんが,弁償はするということで,夫婦間の争いは最小限にとどめることができました.

早速中古ウィンカーをヤフオクで物色します.ダブル球のものということで,今回は400Fのものを送料含め5000円で落札.もう一台のカウルの傷はもう夫婦間の深い溝をこれ以上拡げることになりそうなので泣き寝入り.そのまま5000円を受け取り,あとは不問としました.あとは車体に取り付けておしまい.

それはそうと左ウィンカーというと以前電装系の火入れをやったときに点滅がおかしくってわざわざ半田付けして導通を確保したりして手間をかけた方ではないですか,交換してしまってからこなごなになった残骸を見つめつつ,少し空しい気持ちになってしまいました. まあ,長いこと組み立てに時間をかけているので,こんなことも起きるんでしょうかね.物はまだ入手できるならば入れ替えれば復活しますが,心の傷はなかなか復旧させるのは難しいわけなので,まあ故意か過失かという点では過失であってくれと祈るばかりな私なのでした.

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