最近またガソリン臭くなってきました.乗っているときのみならず停車中もです.以前からそれなりに臭かったのですが最近では暑い日にはもう着火してしまいそうなときもあったので,バイクカバーをめくってみたらキャブからダダ漏れ.う〜ん,普段停車中はコックをoffにしているんですがそれでも漏れるということはもうガソリンコックがやばいのかもしれません.加えて,コックをリザーブに入れるとエンジンが止まってしまうというのも以前からあって,これはとにかくガソリンコックを何とかしなければいけないのは確実.といってもあいにくGPz1100空冷用のガソリンコックの交換部品は入手できなくなっているようです.外観を見ると空冷Zシリーズと同じもののように見えますが,実は違いがあって,空冷ZのうちZ1000Jあたりのものだと通常の流路とリザーブとが別々に出てきています.これはアウトプットは1系統のみで,かなりスリム化されています.恐らくインジェクションのスペースに押し込むべくかなり無理をして設計された代物なんでしょう.でもある程度はZ1000JやZ1のものと部品の流用は効きそうです.

で,先立つものが何にもないと困りますのでひとまずガソリン漏れをどうにかすべく他の車体に残ったガソリンをすべて移してしまい ,お買いものっです.まずPMCで売っているガソリンコックの補修キットなるものを購入しました.これは見てのとおり4種類のOリングやガスケットがセットになっているもので,どこまで流用できるかわかりませんが1000円以内だったので一応揃えておいたという感じです.で,構造を色々調べると,どうもこのOリングやガスケットだけではOFFになっているにもかかわらず漏れるタイプのトラブルは解決できないようです.そこではたと思いだしました.以前空冷Z系のパーツをまとめ買いしたとき,Z900だったかの燃料コックが混ざっていたのを思い出しました.ガスケットなどはとっくにお亡くなりになっているモノではありましたが,もしかしたら役立つパーツが取れるかもしれないということで家探し.幸いにもほどなくして見つかったので,次の週末に作業を実施します.

さて,外してみて一番初めにびっくりしたのが,コックの取り付け部分にびっしりとなにやら固形物がたまっているということ.こりゃリザーブが流れないわけだわと掃除してみたのですが,以前スラッジがたまっていてキャブにまで入ってしまったことがありましたが ,その後遺症といった感じでしょうか?まだタンクの中に何やらたまっていたんですね.ただ,以前のようなスラッジではないところを見ると水の浸入というのはもう気にしなくて良いのかもしれません.少なくともここでタンクキャップを交換した効果が見て取れて,少し嬉しかったりします.ということで今後はタンクの中を掃除さえしていればこれ以上の異物が発生することもないのではないかと甘い考えで適当にタンクに灯油を入れて入れては出してを繰り返します. その掃除が終わったところで,GPz1100空冷用とZ900用のコックを並べて記念撮影.Z900のほうはリザーブと通常の燃料出口があり,フィルターがつくスペースがあるのにGPz1100では出口1つしかなく,フィルターもありません.リザーブのインレットのストレーナーの有無も顕著な違いと言えるでしょう.いわば世代を進めたモデルであるにもかかわらず退化に近いものになっているのがとても印象的です.

さてその中子を比較してみましょう.下のがGPz1100のコックから摘出したもので,先ほどの異物と接触していたせいか中子が黄ばんでしまっています.これでは燃料の流路を受分にシャットオフすることができないのも無理はないなという外観です.一方のZ900のものはまだ白さを少しはキープしており,ひび割れなどもないのでひとまず中子をこれに入れ替えて様子を見ることにしました.
組み込みは対した苦労はありませんでしたが,結局PMCのセットのうちコックの摺動のOリングと,取付フランジの所のガスケットの2つしか流用できませんでした.余った他の分はどうしよう?また新しい車体に取り組んでしまうことがないようにしなければと心に誓う私です.さて,試運転のつもりでガソリンを入れて一回満タンにしてみました.試運転と言っても今回は停車時の状況を見て判断しなければいけませんのでそのまま約2週間.私の鼻がまだ機能しているならば,あきらかにガソリン週が皆無とは言えませんが1/100ぐらいのレベルにはなりました.他の車体もあるので,まあどの程度なのかは定かでないものの一応燃料コックのパーツ交換自体が効果を見たものと判断します.
それにしてもガソリンがダダ漏れで放置されていたらとっても怖いことになりますので,旧車の燃料系はちゃんとこまめにチェックしておかないといけないなぁと反省しきりな私です.