バッテリ交換(その2)

さて,バッテリが到着したらひたすら充電です.といいつつ,今回の充電はいつもと少し違います.今回なぜ中古バッテリにしたかの理由がそこにあったりします.というのもどうしても今回バッテリの復活ができるとうたわれているアイテムの評価をしたくってしょうがなかったので,その怪しいアイテムをバッテリの購入に前後して購入してしまっていたのです.

その怪しさ満開のアイテムというのは一般的にパルス電圧をかけてバッテリを復活させるというもの.大体通常価格ならば1万円ってところを,普段は車体に積んでおいて,バッテリと並列接続していれば自然にバッテリがよみがえる,もしくは調子を持続する(はず)のアイテムで,構造が簡単な分お値段も安くって送料含め約4000円って代物.確かに中国製の新品バッテリを購入したほうが安上がりなんでしょうが,最近ではこういったお楽しみがないと納得できない体質に成り下がってしまった私としてはベストチョイスと言えるでしょう.

ということで,バッテリが到着してすぐにこの怪しいアイテムを並列接続して充電します.ものは太目の陰陽極線がついたマッチ箱を2つ重ねたような大きさの箱で,運転状態を示すLEDが一つついているだけです.マニュアルを見ると車体への取り付け方が簡単に書かれていますが,このように充電器に並列接続する旨の表記はなく,明らかに規定外使用.こうなりゃリスクは自分負担ということで強行だ!

で,充電を始めるとステータスLEDが少しずつ明るめに点滅しだして,いかにもパルス電圧かけてまっせ〜って感じになってきました.充電器のスケールについては普段の充電より上りが遅いように感じますが,いかんせん初めて充電するバッテリなので,こんなものなのかもしれません.ちなみに国産とはいえさすが中古バッテリだけあって,入荷状態での電圧はテスター読みで10.8V.う〜む,この怪しい目論見がなく購入したバッテリだったなら少し後悔したほどのやれ具合ですな.

このまま翌朝まで放置して,普通なら充電完了になるはずなのですが,バッテリがだめなのかこの怪しいアイテムが効いているのか,翌朝にはまだ充電が終わっていませんでした.一応この時点で一旦充電を中断してバッテリの電圧を測定してみます.まあ一応12.5Vといかにも測ったような数字が出ていますが,まだまだ新品状態まで戻せたとは言えない数字です.バッテリ本体に過熱など何かしらダメージは見られないので,このまま充電を続けることにして私は出社するのでありました.

このような毎日のチェックを続けたものの一向にバッテリ充電は自動終了する気配はなく,どうもこのアイテムを取り付けている限りは自動終了は不可能ではないかということになり,4日目の朝に充電を完了しました.その充電直後での電圧はなんと13.7V!ちょっとありえなくな〜い?と思いつつ半日後測定しても13.4Vこりゃほんまもんのほんまもんかも?

まあ実際は日々電圧を図っていたので,途中から効果がありそうなのは薄々感じてはいましたが,ここまで充電直後とはいえ電圧が高くなるとは思ってもみませんでした.ここまで上がればそうそう容量が足りないなんてことや,バッテリ寿命がすぐ終わってしまうなんてこともないでしょうから,もしかしてバッテリもそうですが怪しいアイテムについてもすごいお買い得だったかも? ということで期待を持たせつつ次回はレギュレーターとバッテリの装着ですね.乞うご期待〜.

KEN-Z's WEBのトップへ NEXT