バッテリ交換(その4)

さてバッテリについてはひとまず大きさは純正より小さいので入るだろうと確信していたりしますが,バッテリケースを作り変えたりまではするつもりはありません.バッテリがシールドバッテリになったことで液漏れなどは気にしなくていいはずなので,適当にスポンジを詰め込んでスペースを埋める作戦です.かなりお気楽に言っている感じがしますが,スポンジをつめるだけであってもそのスポンジが走行中にぶっ飛んだり,位置がずれてケーブルに引っ張られたりするとよろしくないので,それなりにスポンジの形状には気を遣って配置します.

で,一番の問題は端子の位置です.残念ながら純正とYTX14-BSでは端子のプラスマイナスが逆で,純正と違って車体の前側に端子がくるようにしなければ,他に陽極,陰極を左右逆にするしかありません.しかしバッテリケースの奥側である車体左側に陽極を持ってくると,陽極線をセルモーターリレーから20cmばかり伸ばさなければいけないので,あまりよろしくありません.ここは多少無理してでも右に陽極を出したいところ.すると今度は陰極側がどうしてもバッテリケースの上にまたがっている板の下に隠れてしまいます.まあこの状態でも普段はいいんですが,やっぱり付け外しの時にドライバーを正面から挿せないのはどうかと思います.

右に陽極を持ってくる前提で,スポンジをどこに入れるかを試行錯誤しながら何かいい案はないか考えていたところ,一箇所だけドライバーが真上からさせるところが見つかりました.しかしそれだとどうしても陽極が右側のバッテリケースの蓋と干渉してしまいます.この干渉のせいでバッテリは装着状態ではケースの中で車体前側にいなければいけないわけです.ということで,スポンジはバッテリの後ろに適当な厚さの物を挿し込み,取り外すときはこのスポンジを抜いてバッテリを後ろに下げ,左右に渡った板とシートを差し込むブラケット部分の約8mmの隙間の真下に陰極がくるようにしてからおもむろにドライバーでネジを緩めるという,超マニアックな手順を許容することにしました.装着状態での写真からはとても陰極を付け外しできそうにもありませんが,慣れてしまえばそれほど面倒でもないので,これでいこうと思います.

で,バッテリを装着し,ひとまずセルを回してみます.以前のバッテリのときとは比べ物にならないほどの回転数でセルが回りました.う〜ん,音を聞いた限りではこれは効果ありかも? と思って久しぶりに通電したのでついでに電装系をチェックしてみたら,どうもフロントブレーキスイッチが利いてないようです.何度もブレーキをニギニギしてもぜんぜん反応するそぶりを見せないので,ここは荒療治.ブレーキスイッチを取り外して隙間からパーツクリーナーをブシュー!いえね,ブレーキスイッチってケースがカシメられているので,開けるのがめんどくさいし,パーツクリーナーだったらエアガン当てればすぐに乾いてくれるもんですからひとまずこれでOKだったらいいかな?なんて確認に意味でやってみたんですが,これで見事復活してくれました.ああ〜よかった.

というわけでバッテリ関連のお悩み事がひとつ解決しました.でも本当にこれで大丈夫かどうかは自走できるようになってちゃんと始動性の向上が見られるか,充電ができるかどうかにかかっていますが,それは後々のお楽しみということで...

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