エンジンの主要部品入手

さてなんかわけわかりませんけどベースとなるエンジン部品が手に入りました.で,重要なのはそれらが使えるかどうかです. でもそんなこと見ただけでわかるわけはありません.パーツリストであっても部品のひとつひとつに寸法が入っているわけではありませんし,寸法が入っていたとしてもその公差がわからない限りは安心して使用することはできません.

実際,耳に(目に)入ってくるのは空冷Z系エンジンの中でGPz1100というのはそれまでのものとは別物だとか,年式が違うだけで部品の形式が全く違うとか私の不安を煽るだけのものです.

こんな状況ですから一体どこから手を付けていいやらわからないわけです.で,とりあえずやってみたのはフィッティング.といってもそのフィッティングする部品がそもそもありませんのでまず入手からになります.

そこで入手する部品はかなりなリスクがありながら入手しなければいけませんが,その第一弾が普通の人の感覚ではちょっとおかしいだろうという感じなのです.なんといきなり入手したものがクランクシャフト.なんでこんな大物?ということなんでしょうが,これは理由を言ってしまうと単に安かったから.これはいつものことと言えばそうなんですがね….

確かに正直クランクシャフトは古いモデルから共通であるていうことは認識していました.ということで今回Z1100Rのクランクシャフトというのを入手したわけです.ただクランクシャフトが同じであればコンロッドは当然同じでしょうという安易な発想の下コンロッド付きのそこそこのお値段のものを落札.

次にフィッティングしたいのはやっぱりクランクケースに挟むものということでミッションASSYとなります.ちなみにクランクケース側にはシフトドラムやドグがくっついていますので入手しなければならないのはギアASSYのみで良いはず.ということでまたまた安易にZ1000RのASSYを落札.

うーん,こんなに安易でいいんでしょうか?と疑いを持ちつつ商品が到着したものの,その答が簡単に明らかになってしまうのがこわかったのもあって,これらのパーツは室内にて長期放置の憂き目にあってしまうのでした.

さてどれほどの時が流れたでしょうか?少なくとも季節は秋から夏に変わってしまったので半年以上は棚上げ状態でクランクケースは玄関に放置され,クランクシャフトとミッションは一体どこにしまい込まれたか想像もつかない私がおりました.

正直このまま淡々と日々が流れてくれれば幸せかな?なんて思いかけていたのですが放置されている部品たちが許してはくれませんでした.特に玄関のクランクケースについてはそのでっかい箱のせいで家族の生活導線がぶったぎられているため,かみさんの”いい加減にしろオーラ”全開なのでありました.

これはいけません.そろそろ事態を収拾させなければいけません.

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