2度目の火入れ

さてキャブ化して初めての火入れです.といっても作業はすでに済んでいるので,今日はバッテリを満タンに充電して,なおかつ9Rからブースターケーブルをつなぎエンジンをかけるだけです.はっきり言ってっこんな単純な作業さえも完璧を期したい気持ちばっかりありつつ,こんな感じでイベントチックにしてしまうのは,やはりこの車体の手ごわさを痛感しているが故なのでしょう.お恥ずかしい話しながらどうせ簡単にはいかないよねと自分でわかりつつやっている感じなのです.

で,さっそくセルを回して案の定エンジンはうんともすんとも言いません.プラグを外したところ,プラグはガソリン臭くなく,ぬれてもいないし,火花はちゃんと飛んでいるようです.でもセルをいくら回せどボコボコっとさえも言ってくれません.なんのこっちゃ?と思いつつ,車体をくまなくチェック.

約30分かけて問題発見.なんとメインハーネスから伸びている黒/黄のコネクタが刺さっていませんでした.この先が一体なんなのかわからないままひとまずつなぎ,再度チャレンジ.すると今度はちゃんと火が入りました.

おお〜,かかったやんけ〜!

と思ったのもつかの間,なんだか排気音がべらぼうにうるさい.確かに輸出仕様しかなかった27年以上前の車体ですから純正マフラーでありながらもうるさいのは確かなんですが,もうそんなレベルではなく族車のマフラーに穴あきありの状態に近い音です.で,音の出所をうるささを我慢しながら辿ってみると,どうもエンジン排気口,つまりエキパイの取り付け部から直接爆音が出てきてしまっているようです.

どうもマフラーの取り付けに問題があるようですが,それにしてもすべてのシリンダーからほぼ等しく爆音が漏れているのが不思議.ふつう取り付けミスなら1本だけとかそんな感じになるはずなのに,4本ともって...と対策を考えつつほかの不具合が目に留まりました.

まあ音がうるさい中,1分に1回程度1番キャブから結構ひどいバックファイヤが出ています.通常はエアクリーナーボックスがついているので一見しただけではどのシリンダーなのかはわからないのですが,今回は個別のフィルタがついているので,間違いなく1番と確認できます.ああ〜,音がどうにかなったあとでセッティング出さないとな〜なんて思っていたら今度はもうひとつ不具合発見.今度は車体がみるみるガソリン臭くなっていきます.3番キャブからガソリン漏れ.

ぬぉ〜!バックファイヤしているところに来てガソリン漏れってか?

ということで大急ぎでエンジンストップ.危うく車体ができたばっかりってのに火だるまになってしまうところでした.ということで不具合をいきなり3か所も見つけて意気消沈.一応その後ガソリンをちゃんと拭き取って再度エンジンをかけるもガソリンが漏れてくるけど一向にエンジンはかからず.プラグがカブったのかな?と思って3番のプラグを見てみたのですが,完璧に乾いちゃってマス.

ちなみに2回目はブースターケーブルを付けないで始動を試みたんですが,セルも力弱く,すぐにバッテリがあがってしまいました.うみゅ〜,まだまだ苦難の連続なのかしら?

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