マフラー交換(純正?→純正)

マフラーについては前回の火入れ時に期せずして爆音仕様であることがわかったので,今回はまず一旦外して様子を見てみようというところからはじめようと思います.それにしても今回はマフラーガスケットと2つ割りのスペーサーに新品を奢って万全を期したつもりがなんで?ということでなんかすっきりしないなかで作業を開始したのですが,マフラーを取り外す前からどうも取り付けそのものよりマフラー,もといエキパイそのものに問題があることがわかってしまいました.

というのもマフラーフランジを緩めるときに見てみると,2番と3番はどう見てもマフラーガスケットをちゃんと押せていない.1番についても少し浮いているかも?という程度ですが,どうも排気をそのまま大気解放してしまっている感じなのです.で,見た感じで怪しいと思うのは2つ割りのスペーサーが浮き気味になっている分についてはフランジの下で随分とコケているところ.

まずここらへんは外さないとわからんということで,外してみると,エキパイのエンド部分のでっぱりに上下180度方向2か所になぜだか溶接ビードが盛ってあるのです.ここにスペーサーが乗り上げる形になってちゃんとエキパイが排気口に密着できない状況になっていました.取り付けるときには然程気にしておらず,スペーサー2枚の周長が足りないからかな?とか勝手な解釈でひとまず取り付けてみたのですが,明らかにスペーサーの合計周長は360度に極めて近いので,このような肉盛は一切必要ありません.今になってみれば何で?って感じ.

で,純正状態でこのようになっているかを確認する必要が出てきましたが,これが実は結構簡単にできてしまったりします.というのも同じマフラーASSYがもうセットあったりするんですね.というのもGPz1100をやり始めてしばらくは,もう狂人的にパーツを集めていた時期がありまして,マフラーについては前期と後期で取り付けネジが1個と2個の差があるとわかって,ちょっと余計に買っちゃったモードに突入して2セット買ってしまったのです.特に場所を取るマフラーASSYにこんなことをやってしまって,家族の冷ややかな目をさらに絶対零度に近づけてしまう私が憎い.

そんなあほな話はさておき,バイクパーツ部屋(いつに間にやらそのようなネーミングに...)で梱包を引っぺがして確認したところもう1セットのほうはこのような肉盛はありませんでした.ますます謎は深まるばかりですが,ここはこの健常体のASSYを搭載する方向で行くことにしました.肉盛部分をグラインダーで飛ばしてもよかったんですが,そこから壮大な錆でも浮いてきたらいやなのでここは安全策の方向で行きます.

作業そのものはマフラーの交換でありつつもサクサクっと終わらせるつもりでやったのですが,左右分離状態でも重量がなかなかなものがあり,少し手間取ってしまい,その日は結構気温が高めであったこともあり大汗をかきつつ作業終了.爆音仕様から脱却できたかどうかは次の火入れの機会に判明すると思いますが,エキパイの取り付け部分を見る限り浮きはないようです.それにしても車体の下回りに屈んでの作業が効いたのか少しフラフラするわ〜.

さて,取り付けたマフラーは前回のものよりは美しい代物で,傷も少なめ.前回は見栄えがいいほうを後に取っておこうとしたのか,それとも現物の比較をあまりせずに取り付けたかもう記憶が定かではありません.出来上がりが綺麗になるのはそれはそれで良きモノ哉という感じでいらない手間をかけてしまったことをあまり反省せずに悦に入る能天気な私なのです.

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