インジェクション装着(その2)

さて,インジェクション搭載作業開始です.まず燃料ポンプをバッテリボックスの前に取り付けます.といってもブラケットがほぼフレームの横渡しパイプのすぐ上にあるので,ネジを締めて固定するのがめちゃくちゃ大変です.もしかしたら,燃料ポンプはバッテリケースにまず固定してからバッテリケース後と車体に取り付けるのかしら?とも思いましたが,ここはバッテリケースを外すにはいろいろ外さなければならないものが多く,その分大変な苦労をしなければいけないので無理してでもネジを締めました.

次にエアクリーナーボックスを取り付け,インシュレーターを奥側に引っ掛けておきます.ここで一旦インジェクションユニットをそのまんま左側からスライドさせて入れ込もうとしたのですが,どうもインジェクターの後ろの配管がフレームやハーネスと干渉して入っていきません.しょうがないので一旦インジェクターを全て引っこ抜いた状態で入れ込み,インシュレーターを嵌めます.

ここらへんは何度も何度もキャブの着脱をやってきた私も勝手がわからず右往左往してしまっています.それにしてもキャブと違いインジェクションだとその大きさが小さいこともあって,指を突っ込んで作業するスペースが少なくって大変です.インシュレーターが少し硬化気味なのも手伝って,この時点ですでに随分な疲労感を感じていたりします.

次にインジェクターを取り付ける前に,リリーフバルブとそのホースや,負圧ホースを取り付けておきます.ちなみに左の写真の真ん中あたりに3番と4番の間から上に向かって伸びているのが,リリーフバルブからのホースです.

ここらへんのホースの取り回しはパーツリストを見ただけではなかなか理解できなかったので,インジェクションユニットについてきたホースの長さを参考にしたりしながらリリーフバルブや燃料の流れ方向やなんかを考えつつ試行錯誤でなんとかやっつけました.なんせ一度も現車を見たことがないのとやすやすと資料がネットに転がっているわけではないので,ここまで試行錯誤したのは初めての経験かも知れません.

あとはインジェクターコネクタを差し込むのですが,これが残念なことに1つだけクリップがなくなっていたので,予備のハーネスから取り外して流用しました.確かにこの四角形のクリップ,外すのがとても面倒で取り付けに際しても無理やり拡げてやらないとかっちりはまりません.特にスロットルセンサの部分の下側から刺さるコネクタを嵌めるのは結構大変だったりします. 最後にタンクを載せて出来上がり.一応車体がほぼ完成したということで記念写真のつもりで撮って見ましたが,インジェクションが点いただけで随分完成度が高く見えますね.

まあ,ここまできたら次回はやっぱりあれでしょう.あれ.


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