メーター

メーターについてはずいぶん前にマイルメーター付きのGPz1100用を落札していたのですが,マイルメーター自体GPz1000RXのときにあんまりなじめず結局キロ表示のものに入れ替えた経験があり,なんとかキロ表示のものを今回も入手して予めそっちを取り付けておきたいと思ってずーっと車体につけるのをためらっておりました.そのせいでメーターは室内に放置されていたわけですが,これがそんなに大きくないとはいえ異様に場所を取っているように感じてきてしまいました.もうこれは精神的なもんだけで,強迫観念というかなんというかとにかくメーター表示のものを入手しなければいけない気持ちになったわけです.

思い返せばGPz1000RXのときは走行時はそんなに問題はなかったのですが,燃費計算がどうもめんどくさいというかざっくり計算のまんまでは精度が悪いように感じてしまい,それに加えて当時取り付けていた燃料コックがニンジャのものであったこともありリザーブに異様に早く入ってしまうので走行距離感覚がなかなかつかめず燃料補給タイミングの見極めに苦手意識が出てきてしまったというのも思い出しました.ということで,私の場合ちょっとしたことでメーターの影響が出てきますのでやっぱりこだわるべきところなわけです.

で,さんざん悩んで入手したのはASSYではなくメーター単体.実際ASSYなら高い場合は8000円.安くても5000円弱ってところ.メーター単体はどれほど安いのかというと1000円ぐらい安いだけ.使わないマイルメーターの転売を考えるとASSYの方が当然高いので,よく考えると単体落札は私にとってかなり無駄が多いのですが,購入意欲の盛り上がりカーブの立ち上がりの速さに負けて,ひょいっと出品された単体に飛びついてしまったというのが真実.毎回毎回もっとよく考えて部品入手すればいいんでしょうけど...ね.

さて,物が到着したら早速交換します.まず手持ちのマイルメーターASSYですが,当時の逆輸入車に半ば強制でつけさせられていた速度警告灯がメーター内にセットされています.ここらへんは配線がどのようになっているか非常に興味がわくところです.外して配線を見てみたところLEDのアースは基板にそのままで,プラス側は赤い配線が茶色の配線からの分岐でとられています.メーターにはちゃんと80km/hあたりでセンサを遮蔽する円盤がついていて,かなり手の混んだことをしてまでも速度警告灯の増設を強いられていたことがわかります.確かにマイルメーターだと80km/hなんて簡単に認識できないうちに速度を突破してしまいますし,そういった事故原因を少しでも減らしたかったという気持ちはわからないでもないですが...

結局その分岐の部分以外は240km/hメーターに入れ替えてもそのまんま使えるので,交換作業はさくさく進み終了.早速車体に取り付けましょう.といっても以前ハーネスをカウルの中で這わせるのをかなり適当にやってしまっていたので,ここでそこらへんを整えておかなければいけません.ハンドルスイッチの取付についてもウィンカーポジションの件や,ハンドルスイッチが純正でない件を気にしてかなり後でもやり直しがきくように固定なんかをしっかりしなかったのですが,メーターを取り付けてしまえばカウルの中はいずれにしても作業性が悪くなるので,ここはもうあきらめてしっかり固定してしまいましょうかね.

あとトップブリッジカバーも今回取り付けておきました.なんといってもこれがないとキーの周りが殺風景で,なんとも未完成な感じがしてしまうので,メーターと同時に取り付けてしまいました.取り付けた後はこれまた恒例といった感じですが,ハンドル回りとメーター周りの完成を祝って自分だけで悦に入るタイム.といっても400Fのときとそうそう変わらない外観ではあります.しかしその裏に隠れた苦労は2倍,3倍かかっている感はありますのでたとえ見栄えが似ていようがその感慨はひとしおなのでありました.従って都合20分ばかりハンドルスイッチをいじったり,カウルの中のハーネスの固定を工夫したりいじいじして時間をつぶしてしまったのであります.

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