タンクのレストア(その4)

前回燃料コックをなんとか錆びたタンクの欠片から救出したもののその燃料コックがはたして使えるものか一切確認できていませんでした.ここで改めて確認したところが….

まずOリングとパッキンは写真のような状態です.パッキンはそのまんまではなんとか使えそうであったのですが,少し曲げてみるとひび割れの嵐.Oリングに至っては取り出しただけで何か所も切断という状況でした.写真にはありませんがタンクに取り付けるときの楕円のOリングは一見大丈夫そうだったものの,取り外すときに真っ二つになりましたし,ダイヤフラムもダイヤフラムそのものはOKそうだったのですが,その封止のOリングがひび割れ.

ということでゴムを含むパーツはほとんど購入と相成りました.ただダイヤフラムの封止あたり面や切り替えのOリングのあたり面などには奇跡的に腐食もなく燃料コックのボディが使いまわせると判断できるレベルだったのは不幸中の幸いでありました.で,購入したものを店開きして記念撮影したら作業です.取り外しとは打って変わっていたってスムーズ.まあオイルを少し塗って取り付けてネジを回すだけなんで当り前ですわな.

タンクの下周りということだと,もう1点燃料センサーの方があります.こちらは本体が燃料コックとは違い錆び落ちてしまっていますので,別途購入せざるを得ません.ヤフオクで錆もなく使えそうなものを物色して落札.最近まとめ買いが何かと多いのですが,今回は無図らしく単品買いです.到着したものは思っていたよりもずっときれいで,最近ニンジャなどではちゃんとセンサーが働いてくれないまんま完成させてしまうことの多い私からずると,車体がまだあれな状態なのにこんなにいけそうなパーツを購入できて幸せだな〜なんて思うわけです.

で,燃料センサーの方にも当然問題がありまして,燃料センサーのカバーはそのまま使えそうなので今回ヤフオクで購入対象から外していたのですが,その錆びて朽ち果ててしまった燃料センサーがそのカバーにすっぽりはまってしまって抜けません.いつもはこのカバーをセンサーがタンクについた状態で取り外すので,結構力技が通用するのですが,今回はその肝心なタンクがありません.しょうがないので隙間にドライバーを突っ込んで破損させないように気を付けながらなんとか除去.

あとはタンクにコックとセンサーを取り付けます.これでタンクは出来上がりですが,タンクの下にまだ用意できていないものがありますので,それをやってしまわないといけませんね.そう,あれです.ということで次回はあれということになります.

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