エアクリーナー

エアクリーナーまわりについてはなぜかエアクリーナーは車体といっしょに入手済であったのですが,エアクリーナーボックスは蓋の部品が1つあるだけで他のパーツはない状況でした.で,キーのごたごたで入手したパーツ1式の中にこのエアクリーナーボックスがASSYで含まれており,これを見越してキーの変な解決方法に至ったというわけなのです.まあ,入手についてはへんなやり方をしてしまったわけですが,これを取りつけようと思います.

まず車体に取り付けるところからご紹介です.GPz400Fのエアクリーナーボックスはなぜか2分割構造になっています.これは分割しないと車体に組み込めないからであり,その隙間にはゴムブーツが挟まっていたり結構手間のかかった出来です.で,その後ろ半分をまずフレームの中に仕込みます.

で,これが簡単に済むと思いきや,全然入りません.フレームとクランクケースの隙間もさることながら,フレームの下を這わせたハーネスが邪魔をしてなかなか入っていかないのです.ハーネスをズリズリしていたら徐々にビニールテープがささくれ状にまくれ上がってきて,これを見て方針を変えたりしていると結構なストレス.

そうこうしながらも,なんとか後ろ半分をほぼ定位置に入れ込むことに何とか成功し,次は前半分です.こちらも硬化しきったインシュレーターダクトがエンジン側のそれと干渉しまくり,なかなか入っていきません.後ろ半分に抱きつくように取り付けるネジ穴の開いたステーがフレームにカチカチあたる度にこれまたとってもストレス.何度かのトライの後,なんとかエアフィルターを取り付けることに成功.

実はインシュレーターダクトを取り付けるときには結局一回外すので,これをちゃんと嵌めなくてもいいのですが,初めて手がける車体だけに何か欠品がないかどうかを確認したくてどうしても一度仮組みまでしておきたかったんです.でも仮組みだけなのにこんなに苦労しなければいけないなんて.

で,その仮組みなんですが,取り付けてみてどうもそのエアクリーナーボックスの側面のプラスチックの白化が目立つことに気がつきました.ということで,早速また苦労して取り外して側面をつや消し黒のスプレーでお化粧しました.でもまだインシュレーターダクトを付けるのはもったいない感じがするので,ここは我慢してまた苦労して取り付け.といっても2回目なので,今度はそんなに時間もかかりませんでしたが.

で,もう1点.エアフィルタですが,これも車体とともに入手したものはスポンジがぶっ飛んでしまっていて外側のプラスチックと,メッシュスクリーンが分離してしまっています.これをレストアしてしまおうということで,また例の難燃フィルターを貼り付けて自作してみました.実際のところ純正はもっと細かいメッシュのフィルターですので,これはエンジンの耐久性に関してどうなのよ?という感じにも思えますが,吸気抵抗の低減には大いに効果がありそうです.実際1000RXの時はなかなか良いフィーリングでしたし...

ちなみにGPz400Fのエアフィルタは旧型のものは上下の枠が板金製になっていて,多分私が乗っていた時期にプラスチック製に変わっています.パーツ類とともに入手したエアクリーナーボックスに入っていたものはなんとその古いほうの板金製で,このようなレストアは容易ではありません.まあ,なんで今になってこんな旧車の交換部品の新旧に関して薀蓄たれているのかしらね?って感じです.

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