パイロットスクリュー調整+同調

さてオイル漏れも解決し,エンジンがとりあえず回るようになった我がGPz400F.でも少し掛かりが悪いのがとっても気になるので少しそこんところを改善しましょう.まず気になったのがパイロットスクリューの戻し量.今の構成は純正とは異なり,

・エアクリーナー:ボックスは400F純正,フィルターは自作(ちょっと抜けがいいはず)
・キャブはゼファー純正.ジェット類もゼファー純正.戻し量はゼファーの戻し量1.75回転戻し.
・エンジンはゼファー純正.多分カムも純正のままのはず.
・マフラーは400F純正.詰まりなんかはないはず.

なので,まずパイロットジェットの戻し量が純正のまんまでいけるとは思えないような構成なわけです.ということでひとまず週末の朝にエンジンをかけてみて,プラグの状態を見ます.暖気もそんなに長くは出来ないので5分程度で何度かアクセルをあおり,エンジンを止めてからプラグをチェック.カーボンが周辺についてはいますが,しっとりしていたりはしませんし,まあまあ綺麗なキツネ色.

ということで,徐々に戻し量を減らしていきアイドリングが一番高くなるところを探します.すると,締めこむと回転が徐々に落ちていきます.逆に戻すと回転が上がって行き,2回転戻しのところでピークになります.でも少しアクセルの戻りが悪いようです.

ここで一旦同調を合わせてみることにします.タンクを下ろし,例のバキュームゲージが登場.接続してエンジンを廻します.脈動を抑えて数値を見ますと,なんと3,4番がめちゃズレ.約2倍の圧力差であり,ここを合わせこんだだけでかなりエンジン回転数が上がりました.大体4気筒とも0.2気圧程度の差以内に合わせるのに2分程度.あとはアクセルを何度かあおって変化が無いかを確認.これでひとまず同調は終了.それにしてもキャブの掃除の時に4気筒ともを目視で合わせこんだのですが,実際に計測してみるとこんなにもずれているのが意外でした.今まで大体目視で合わせておけばあとで同調を合わせるときもそんなにずれていることは無かったのに.

で,再びパイロットスクリューの戻し量を確認します.先ほどよりはアイドリングスクリューは戻しているので,かなりアクセルを戻したときの回転の落ちはかなり速くなったのですが,パイロットスクリューを調整していくとそれも徐々に変わってきます.でもこの状態でもっともエンジン回転が高いのがやっぱり2回転戻しのところ.ここでのアクセル戻し時の回転の落ちはかなり正常なので,ここはやっぱり2回転戻しがもっともまともということです.

一応予定ではこの後に再び同調を合わせて完璧にするつもりだったのですが,最終の戻し量が先ほどと同じ2回転戻しであったので,変化も無いであろうということで今回の作業はここで打ち止め.


さてこのあとはエンジンがあったまった状態なので試運転は出来ず,1週間後の週末に試運転となります.エンジンの掛かりについては改善したようでセル一発でかかるようになりました.でもチョークをフルに引いていても回転数が2500回転ぐらい(タコメーターがまだ動かないので正確にはわからないですが)までしか上がらないようです.どうも暖機運転に時間が掛かっているように思えます.あと,エンジンを長く掛け続けることが多くなって気づいたのですが,どうもオイル警告灯がエンジンの掛かっている間中ずーっと点滅しています.オイルの量はゲージの中段あたりであり,決してオイル量が少ないわけではないようですが,エンジンを止めるとこの警告がつかなくなるのもあって,一体どういうことなのかしら?とかなり謎な感じ.それでもこれはこれで不具合には違いないのでそのうち何とかしなければいけません.将に一難さってまた一難です.

KEN-Z's WEBのトップへ NEXT