ハザードリレー交換

火入れ前後で発覚したトラブルのうち電装関連の1件がかなり苦労しました.それはハザードがハイフラッシャー状態で点滅すること.まずこの原因は

・ハザードリレーの不良
・バルブの不良(ワッテージが低くなっており,早く点滅してしまう)
・ハーネスが抵抗を持ってしまっていて表向きのワッテージが変わってしまっている.

などの原因が考えられます.ひとまずハーネスの抵抗値,バルブをチェックしましたが,どうも正常みたい.こうなるとリレーが問題ということがほぼ確定したということ.で,GPz400Fのハザードリレーはニンジャなんかとは違い,ウィンカーリレーとは別になっていて,以前ご紹介したようにサイドカバー内部に装着されています.ニンジャの場合はこの一括リレーに3曲の配線が来ているのですが,2つのリレーになるとこれにそれぞれ2極ずつの配線がくるわけです.一応ここで3極の物が使えないかの確認のため,ニンジャの手持ちのリレーを持ってきて接続して実験してみました.というのは以前ZXRにこのニンジャのリレーを移植してハザードを使えるようにしたことをこのwebでもご紹介したことがありましたが,その逆は出来ないものかと思ったわけです.でもあの時はZXRのハーネスには3極のコネクタが付いていて,ニンジャのリレーをそのまま挿せば使えたので,配線の数自体が異なる今回は少し事情が違います.

実験の結果,3極に対しリレーの2極をいろいろな組み合わせで差し込んで確認したのですが,ハザードが動作する組み合わせはありませんでした.要は3極の場合,ハザード専用の信号線というのは無いということなんでしょう.こうなるとひとまず手持ちのものを流用しての問題解決というのは消えてしまいました.

ちなみに純正部品でこのリレーが購入できないかを調査したところが,あえなく廃番商品であることがわかり,途方にくれる私なのでした.ここでちょっと冷静にどのようなものが400Fにもともと付いていたのかを確認しました.メーカーはスタンレー製のようです.で,汎用リレーをいろいろ調査すると,ハザード用ということでは2極のものと3極のものが世の中にはあることがわかりました.ここで23wx4の容量を持つ2極のハザードリレーということであれば,動作する可能性が高いわけです.

値段をいろいろ調べていくと,3000円以上とかいったものがあって,それを購入することも考えてみましたが,どう考えてもそんなことはありません.以前KSR用に格安ウィンカーリレーを購入してお茶を濁したことがありますが,ハザードリレーについてはそのニーズが少ないのかあまりそれらしいものが見当たりません.

結局散々探してミニ用のハザードリレーを結構お安く出品しているお店を発見.でもこれが希望落札が設定されていて,それが開始価格+100円.ウォッチしていたら知らないうちに掻っ攫われるというのを3回も経験して,4度目の正直.ようやっと開始価格のまんま落札することが出来ました.(←渋すぎ)

到着したものはインドネシア製ということで怪しさはぷんぷんと漂っています.サイズ,外観はもともと付いていた純正とほぼ同じで,これなら違和感無く装着できそう.その週末の作業ではまず動作確認から.サイドカバーを外し,もとのハザードリレーの代わりに今回購入したものを取り付けてみます.イグニッションを入れ,ハザードスイッチをポチッと.チッカチッカと4灯とも見事点滅.点滅速度も車検に通るレベルのちょうど中間でかなり良好です.

装着に関しても,直径が同じなので元のハザードリレーを固定するラバーマウントにきっちり収まります.いや〜ハザードについては悩んだ期間が長かった割にはあっけなく解決してしまいました.良かった良かった〜.

ついでにウィンカーリレーについては以前のごたごたでパーツ一式落札して偶然入手したブラケットを玄関に鎮座しているパーツボックスから探し当て,純正状態の取り付けに戻してやることにしました.これでサイドカバー内の電装系はほぼ完璧.ということでニンジャと1世代しか違わないのに電装系では小さなことで結構時間が掛かってしまうのが醍醐味っちゃー醍醐味なんですが,そろそろ疲れてきたかな?

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