電装の一段落とともに，室内のスペースを少しでも空けなければいけないので，ここは仮にフロントカウルを取り付けてみましょう．仮にというのは，以前も書きましたが，フロントカウルが程度の良し悪しあれど２枚あるからなんです．１枚は車体についてきたもの．２枚目はフロントウィンカーが欲しいばかりにカウル本体ごと入手したという曰くつきのもので，こちらはカウルー取り付け部の端っこが割れていたりします．これの２枚のうち１枚でも外にある車体につけてしまえば，占有面積は半分になるわけです．というわけで，仮にでも車体につけてしまわなければいけないわけです．
というわけで，その綺麗ではないほうのカウルを取り付けてみました．このカウルには最初からヘッドライト，カウルステーがついていたので．いわばこれをそのままポン付けしてみました．ミラーは以前GPZ用ということで落札したもの．う〜む，ミラー面が大きくていかにもGpzっぽいですな．カウルステーに曲がりもなかったようで，結構すんなりついてしまい拍子抜けな感じもします．ということでひとまず部屋の中の大型部品を撤去するという大いなる野望が達成されたわけです．めでたし，めでたし．．
このまま数週間の時が過ぎました．ほかの作業は着々と進んでいますが，どうもその都度カウルの内側を見ると気持ちが少し滅入ります．というのはカウルステーのあまりにひどい錆．
そうなんです．あまりにもポン付けにこだわったために，カウルステーやヘッドライトリムなどは錆が浮いていたのにそのまま取り付けてしまったのです．いずれももう１式あるので，その綺麗なほうを取り付けようと思っていましたが，よくよく見てみると綺麗だと思っていたほうにも結構な錆が浮いています．まあ年式からすると仕方がないのかもしれませんが，ここは錆が浮いているものをそのまま屋外に置くのは精神衛生上よろしくないので，ここは何とか手を打たなければいけません．
で，結局部屋の中にあったやつを適当に錆落とししてリペイントすることにしました．部屋の中のものも思ったよりも錆はひどくって，ペーパーを当てただけではぜんぜん取れません．ワイヤーブラシや，部分的にはヤスリを駆使して錆落とししました．結構ざくざくになってしまった部分もありますので，再びペーパーを当てて面出しした後，花咲Gを塗りつけいつものように放置とふき取り．１週間置いてから恒例の庭でのペイント．
まあ両方とも下地があんまり綺麗でなかったので，ここはつや消しブラックでお茶を濁して乾燥を待ち出来上がり．これらを今ついているものと好感につけるわけですが，以前取り付けたものを結局取り外すことになって無計画そのものの状況をを露呈する私．ちょっといやになりながらの作業なので，かなりだらだらモード全開．せっかくカウルステーから付け替えるわけなので，もちろんカウルも綺麗なやつに取り替えると思いきや，温存したいという思いが沸いてきてしまい，もとのカウルをつけてしまっているところがほんとにショビンたれ．
そんなこんなの情けない作業でフロントカウルの内側はなんとか綺麗になりましたが，ハンドル周りには未だひどい錆があります．こりゃ作業のたびに滅入らないためにここらへんもちゃんとやらないといけませんね．ここらへんは次回以降ということで乞うご期待なのであります．
