再度のFタイヤ対策(その1)

以前一旦エアを抜いて少しずつ漏れてくるエア漏れを解決したのですが,最近になってまた少しずつ漏れてくるようになりました.というよりかなりマシにはなったけど漏れは続いていたということかな?ということで,再度対策することにしました.

まず前回と同じようにフロントを浮かし,ホイルを取り外します.タイヤのエアを抜いてビードを落とします.両側のビードが落ちたら,ビードの当たり面をそれぞれ観察.う〜むまだ汚いな〜.ということで今度はタイヤをホイルから一旦外してから清掃することにしました.リムプロテクターを嵌めこみ,タイヤレバーをつっこんで冬だというのに汗をカキカキようやっとタイヤの取り外しに成功.

で,タイヤのビードを見るとこれがなんとも汚い.何のカスなのかわかりませんけど,一面にごみがほころびながら付着しており,一部には結構な厚みを持つカスが付いているままでした.こんなのが付いていたらそりゃ漏れますわな〜.これほどの大きさのものは前回も目にしていて,しっかり除去したはずなんですけど,ビード側にはまだこんなについていたんですね.やっぱりタイヤを外さずに掃除だけで済ませるなど手を抜いてはいけないところであったと後悔.

ビードの表面については一応ウェスにアルコールをつけて清掃しましたが,こっちは結構綺麗になりまして,まだこのタイヤを使うかどうかは迷うところです.実のところタイヤの溝がかなりなくなってきており,そのせいもあって乗り心地は少しずつ悪化しているようです.まあここでは判断せずに,そのまま作業を続けましょう.

一方のホイルのほうですが,こっちは見た目はそんなに汚くはないのですが,リムの内側に指を当ててみると結構な凹凸があって,それが何かが堆積して出来上がっているものなにかは不明です.その厚みを持った何物かが,所々では約0.3mm程度もあることがあって,ここにビード側のカスがたまっていたのかな?と推測できます.

リムの裏側については,この汚れがかなりしつこく付着しており,このままタイヤを嵌めたのではまたエア漏れが出てしまいそうでしたので,少し荒療治.ワイヤーブラシを使ってゴシゴシこすって凹凸を落としていきます.徐々に場所を替え,少しずつ磨いていきます.写真は下が作業済み,上が未作業領域ですが,ピントがずれてしまいましてあんまりわかりませんね.結局場所を替えて都合左右とも3周程度熱心にこすっていったところ,なんとか表面の凹凸は消えていきました.

また,この作業のときにバルブを外したのですが,以前エア漏れをチェックした時にきつく締め過ぎたのか途中のネジが馬鹿になってしまっていました.エアはここからは漏れてはいませんでしたが,これをそのまま取り付けては恐らく新たにここからエア漏れしてしまうかもしれません.

さて,ここで部品の在庫状況です.まずタイヤですが,これは新品を入手済み.ちゃんと純正サイズでなおかつ久方ぶりの新品タイヤ.銘柄なんかは今のところ内緒.値段は結構張りましたが,フロントタイヤについては後があまりないと考えていたのは確かで,まだ山はあるものの交換時期は近いと踏んでいたのです.

加えてバルブですが,こちらも以前3週ぐらい連続して新品パーツを購入したときに勢いに任せて購入した1本がそのまま残っているのです.こうなったらバルブはこれに交換するのが確実.

あとはタイヤですが,ここはやっぱり新品にすることにしました.せっかくこのスローパンクチャー状態を渋ちん企画2連発でクリアしたいのは山々なんですが,このもともとのタイヤ実は純正サイズの100/90-18ではなく100/80-18なのです.これによりかなりフロント周りがすかすかなイメージがあって,本来のGPz400Fのシルエットが崩れているのが少々気に食わないのです.また先ほども少し触れましたが,実際乗り味が悪くなってきているのも少なからず感じます.少しずつエア漏れしていては乗り味が悪いのもうなずけますが,一旦悪いと感じたものはエアが漏れているというのに気づいてエア充填して復活させてもそんなによくなかったのが本当のところです.

というわけで,バルブ,タイヤとも新品に交換するということで渋ちん路線からの脱却を決めたところで次回へ続きます.

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