再度のFタイヤ対策(その2)

ひとまず新しいタイヤのことを自慢してしまいます.というのも良く考えたらZXR750の頃から数えて今まで新品のタイヤを履くことなんて1度もないわけで,そんな私が新品タイヤを目の前にして冷静でいられるわけがない.

今回のタイヤはフロントのエア漏れが見つかって,もし救えなかったときということで,車検を取ってすぐに入手したものです.値段は送料合わせて5000円を少し超えるぐらい.まあそんなに格安感はないかも知れませんが,なんてったって新品です.長期在庫で表面にひび割れがあるような偽称新品もたまに出品されていますが,これは2年前の日付のようですが,正真正銘の新品といえるでしょう.

売り場に並んだときにサイズがわかるためのシールもそのまま貼られているので,そのシールだけでも新品の喜びを私に伝えてくれます.そんなに新品のタイヤに喜びを感じるのであれば,普段からこうなったら新品を狙って調達すればいいのにってことなんでしょうね.でもそうはいかないような気が自分なりにしてしまうのよ... (←優柔不断)

もちろん新品のタイヤを奢るのであれば,作業は完璧にしておきたいものです.バルブについても前回ご紹介したように以前入手したこれまた新品を取り付けます.(あ〜新品新品うるさいっ!)石鹸水としてジョイを台所から持ってきて,バルブのシール部分に塗りこみ,適度な力で締め込みます.虫ゴムは抜いておいて,後でビードを上げるときに備えます.

さて,タイヤを取り付ける前にやっぱりホイールリムがまだ綺麗さが足りないということでさらにきれいにします.指で引っかかるところがないようにパーツクリーナーとワイヤブラシでゴシゴシ.一通り綺麗になったらジョイをリムとタイヤのビードにも塗ってタイヤを嵌めていきます.片側がはまったら,リムプロテクターを3箇所につけて,それぞれ順々にタイヤレバーを入れてビードをはめ込んでいきます.

ビードがリムにはまったら,普段登場機会の少ないコンプレッサを廻し,エアを入れていきます.エアを充填してすぐにパコン,パコンと両側のビードが乗っかりました.エアを一旦抜いて虫ゴムを嵌めて再びエアを2.5kまで入れていきます.あとはタイヤを車体に取り付け出来上がり〜.でも一度も走ったことのないタイヤというのは美しいもんですね〜.ホント.タイヤサイズについても純正に戻ったのでフェンダーとの隙間も適正な状態に戻りました.車体全体のシルエットもとても好感触.車体の印象ってこんな些細なところでもえらく変わってしまうもんなんですね.


さて,試運転.走り始めてすぐは一皮剥くまでちょっと抑え目に走ります.普段なら中古タイヤなのでこんなことは気にしたこともないですが,今回の私はいつもと違う私.一皮剥けたところで,コーナースピードを上げていきます.車体の倒しこみが非常にスムースになり,倒しこんだ状態での安定感も格段に向上しました.まあもともと細いタイヤなんで,最新のバイクとは雲泥の差ではありますが,そんな状態でも以前に比べると明らかな差を感じることができて幸せ.

ということで久しぶりの新品タイヤにとにかく酔いしれる私なのでした.

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