部品の確認(その1)

さて,ここで部品の確認をしなければいけません.前回かなりな量の部品を持ち帰った割りにゼファーの部品が多く混ざっているので,結構そろっているように思えてまだまだそろえなければいけない部品がありそうです.



まずフロント周り.ここはフロントカウルが美しく,結構お買い得感がありまして,カウルステーもあります.しかしウィンカーやミラー,スクリーンがありませんのでこれらは調達せねばいけません.で,ウィンカーですが悪いことに割れたカウルと同時出品されているのを見つけてしまい,なんとそれを落札してしまいました.到着した荷物は最近では珍しいほどに大きく,またかみさんの顔が般若のようになっていきます.う〜むこれでは傷口に塩を塗るようなもの.初っ端から猛省します.

一方のスクリーンですが,これは結構やれたものしか出品されていないので,とりあえずそんな中から1点落札.案の定汚れがついていたのが出品写真の印象を悪くしていたようで,清掃して表面を少し磨いてやると結構美しくなりました.400Fのスクリーンも私が乗っていたころにお値段の高いバージョンが出ていて,これが結構耐久性もあってよかったので,落札したのはその高いほうだったのだと思います.なんせその安いほうというのは3年もすると白濁して小さいヒビが無数に這っていましたので...

ミラーについてはこれまたどれもこれもかなり高額に上がっていってしまって,なかなか買えません.ニンジャの前期のやつなんかは安いので,これをつけてもいいんですがどうもイメージが合わないような気がしましたので,同じものかわかりませんでしたがGPZ750のものを落札してみました.まあ,形が同じだからそんな支障もないでしょうということで.

フロントフェンダーもないので,これも調達しなければいけません.これは結構出品があるので後でもいいということで入札を控えます.だって場所とるんですもの(カウルはどないやっちゅううねん!).



次にタンクですが,車体についてきたものはかなり程度が悪く,凹みもなく穴も開いていないのですが紫色に自家塗装されていて仕上がりもかなり悪いものです.これをそのまま使うことはありえないので,塗装をはがしてそれなりの自家塗装を企てて見たのですが,私が仕上げたい色の塗料がどうしても見つかりません.私が仕上げたい色というのは400Fの中でもA2でしか見られなかった銀/茶のカラーリングで,このうち茶色の部分がどうしても見つからなかったのです.調合してもらってもいいんですけどなかなかほかのパーツとあわないと思われ,自家塗装は避けたいと思ったわけです.

実は私が以前乗っていた400Fは黒/赤のA2であり,なんでその色を作らないのか?と疑問に思う方も居られると思います.実際私の乗っていた400Fはとても綺麗に乗っていたので黒赤に対する思い入れはもちろんあるのです.ただ,A2の銀茶はその当時の競合他社のレーサーレプリカを向こうにまわしてとても特徴的な色合いでした.私の頭の中で黒赤は軟派,銀茶は硬派と思わざるを得ないバックグラウンドがあったわけなんです.もちろん今回の車体を落札した理由のひとつにその美しいフロントカウルが銀茶であったということもあったりするんですね.ということでタンクは少し程度のよい銀茶のものをなんとか落札しました.しかしカウルに引き続きタンクまでもが2つ揃い踏み.こりゃ危機的状況だわ.

サイドカバー,テールカウルも同じく程度の悪い自家塗装品です.テールカウルは”Kawasaki”と””Unitrak”のロゴのある面をくりぬいてあり,そこにテールランプを埋め込んであったようです.あのロゴのある面は賛否両論ありますが,私はあのデザインは空冷GPzシリーズの特徴でもあるので絶対に残したいところなのです.したがってテールカウル,グラブバーサイドグリップなどまとめて出品されていたものをかなり高額落札.もちろん銀茶.

同じくサイドカバーも銀茶を狙いますが,これまたよく盗まれるものであるのが災いして出品そのものがかなり少ないわけです.ただでさえ400F全体で少ないのに,そこへきて銀茶となるともっと少ない.なんとか右側は落札できたのですが,左側はタンクやキャブからガソリンがもれたときに直撃を食らう場所らしく,右に輪をかけて出品がありません.結局半年ほどかけてなんとかお値段が納得できる(それでも結構高い)ものを落札したのでした.

さて,そろそろ長くなってきたので続きは次回.

KEN-Z's WEBのトップへ NEXT