チェーン,スプロケット関連(その2)

さて,前回加工依頼のところまできましたね.その続きです.

依頼してから待つこと2週間.出来上がったという連絡をもらい,受け取りに行くと,なんとか出来ていました.厚みはほぼ思ったとおり.歯の側面のRの部分は3つぐらいの斜面が複合面になっていてなだらかに仕上がっています.でも実際思っていたよりも材質が硬かったらしく,何度もバイトを修正しながらやったので半日ぐらいかかってしまったとのこと.でも追い金は要らないとのこと非常に申し訳ないことをしました.でも,なんとか当初の予定通りスプロケットが出来上がってご満悦な私なのでした.

スプロケットの話に偏って今まで書いてきましたが,チェーンについては車体についてこなかったのでなんとか入手しなければいけません.今回はGPZ400F用なんてものはまず入手できないのでここは当然のごとく流用です.新品を買ってもいいかな?と思ったのですが,1000RXの時に購入したメーカーはどうやら性能が悪いのか市場からほぼ姿を消しており,もしやばいことになると困るということで,新品の格安中国製には今回は手を出さないことにしたのです. 一応サイズとリンクでいくとなんとGPX250Rのものがリンク数106ということでどんぴしゃ.まあそんなもので程度がいいものがそうそう出品されているわけもないと思いつつ見てみると,結構走行の少ない外観も綺麗なものが出品されていましてそれを落札してしまいました.ものは純正らしく,かしめてあるので,一旦スイングアームを取り外して取り付けなければいけませんが,ここはひとまず純正流用にこだわってみました.ものは走行距離が少ないだけあって,流石に水平に掲げてみてもあまり曲がりもないもので,こりゃ期待できます.あとは以前みたいに取り付けてホイールをまわしたとたんにムリムリとシールが破断して抜けてこないかが心配ですが,ここもいけいけ根性満開でいきます.幸いにも(?)スプロケットの入手,改造に時間がかかったので,チェーンのほうは都合3ヶ月以上の油漬けが済んでおり,取り付けを算段するようになったころには程良い漬け具合になっていたのでした.

さて,取り付けです.先述のとおりチェーンはエンドレス状態なのでスイングアームを抜いて作業しなければいけません.メインスタンドを立てた状態で,リアサスのリンクを外し,リアサスの下側を外し,スイングアームシャフトを抜きます.スイングアームをチェーン1本が通るだけ車体から離すためには,リアブレーキのマスタの下側が邪魔だったので,右ステッププレートを一旦外さなければいけませんでしたが,なんとかスイングアームを外すことが出来ました.

ここでついでに以前から気になっていた部分を対策します.それはチェーンガードです.以前車体にスイングアームを取り付けたときにはこのチェーンガードが車高調の上げすぎによるものか破れてしまっていて,それをそのまま取り付けてしまったのですが,その後車高調をやめて,純正のリンクに交換するときに入手したスイングアームASSYに結構目新しい感じのチェーンガードがついてきたのです.その車高調の取り外しのときにこのチェーンガードも交換しておけばよかったんですが(というよりもチェーンを嵌めとけっつー話よね),面倒がってそのときは交換できず,今回がラストチャンスということで満を持しての交換と相成ったわけです.あ〜段取り悪.

で,無事チェーンを嵌めることが出来たわけですが,このチェーンが漬け込みが十分すぎて,かなりオイリー.ちょっとその後の作業にも影響がありそうでしたので,ここはスイングアームを戻した後に少しチェーン清掃などやってみました.

あとはドライブスプロケットですが,これはリアアクスルを目一杯前にしておき,スプロケットをシャフトの手前でチェーンに嵌めこみ,そのままシャフトに嵌めます.アクスルを後ろにして適当にチェーンを張り直し,サイドスタンドにしてスプロケットのネジを締め,作業は終了.

メインスタンドを掛け,リアホイールをまわし,スムースな回転を確認.とりあえず取り付けてすぐにはチェーンのシールもムリムリ出てこなくって一安心.それでも走り始めてからっていうこともあるので,ここはそう安心してもいられませんが...ということでなんとか苦労してチェーン,スプロケットが取り付きました.まあ,今のご時世こんなコンビネーションでスプロケットの入手に苦労する人なんてそういないでしょうから,何の足しにもならない情報であってホントの無駄知識を垂れ流しているだけのような気がしますが,自己満足度はかなり高い一件なのでした.

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