ようやく車検

手間は普段の車体の数倍かかっている印象ですが,いよいよ車検の季節とやってまいりました.エンジンは掛かるし,ミッションは問題なさそう.足回りもなんとか車検の行き帰りで問題ないと思われ,もうこうなったら当たって砕けろです.

心配なところは一応ほとんどないので,今回は光軸1回落ちるぐらいかな?なんて思いつつ予約.整備票を付け,前日のうちに住民票,仮ナンバを取っておきました.当日は自信があるといいつつも工具を一式背中に背負って,寒かったので少し遅めの出発.それでも9時には運輸支局に到着.自賠責を窓口のおねえさんが言うのも聞かず24ヶ月でお願いし,今日は絶対通すんだぜ!という意思を現します(←無意味).さらさらといつものように書類作成し窓口に提出.

例の1番レーンということですが,まだ2輪のラインが壊れているらしく,メーターは無しとのこと.ラインにはトラックが3台待ちといった状況でまずまずのですき具合.まず検査官のお出まし.灯火類,車体ナンバーの確認を経て,それらは問題なく合格.ついでに

よく見つけてきたな.これ.

とのお言葉をいただきました.やっぱり80年代前半の空冷となると運輸支局でも珍しいんでしょうか?ある意味お褒めの言葉をいただいたような気になりました.で,いざラインへ.ブレーキ前後は難なくクリア.光軸は?残念!NGでした.ライン出口の検査官のお話によると全然下で,本当にハイビームにしてた?っていう感じだそう.こりゃ結構まずいかも.だって結構合わせたつもりで来てるわけで,そんなに違うということは全然合わせられていないってこと.う〜む,何でなのかな?ということでラインの外で自分なりに再調整.下に外れまくっているとのことなので上を向けますが,検査ラインの横では日中はなかなか最大輝度のところを見つけるのが大変.まあ,こんなもんかな?というところが見つかったので,それで再トライ.

ラインに再検査の旨言って,再度光軸検査.結果はNG!ぎゃー,何で〜!また出口の検査員の話では今度は左に大きくずれているとのこと.下方向にもまだずれていて全然合わせ切れていないみたい.

あと1回なので,しっかり調整してください!

といわれ,途方にくれる私.それでも自分で合わせきれないかどうかを運輸支局の壁に照明を当てて調整してみますが,どう見ても自分が思っているのと検査で出てくる数字に納得がいきません.何度か調整してももともとの所と近い光軸に調整してしまうのです.こりゃこのまま次に望んでも,NGが出るのは確実のような気がしてきました.

自賠責を24ヶ月で入ってしまったのですが,それを25ヶ月にしてもらうのには追加で3千円以上支払わなければいけないようで,これに再検査をまた別の日にやったとなると検査代1700円と休暇を取る手間など計り知れない損失が出ます.今回はそのようなナンセンスなことにならないように何とか確実に次の検査はクリアせねばなりません.

どのようにするかですが,ここはテスターに行って事前検査をお願いするしかありません.といっても支局のそばのテスターなんて4輪用の光軸テスターしか持っていないはずです.でも支局のラインは4輪用を使うので,それでやってくれるかどうかが問題です.あと,それでだめだったらバイクやさんを探して,そこでやってもらおうと考えて支局を一旦後にしました.まず1件目は以前セフィーロのときに光軸を合わせてもらったテスターです.

2分もしないうちに到着して4輪のブレーキチェックをしているおじさんに聞いてみるとどうも2輪もOKみたい.ということで,4輪のテスターを使って2輪の光軸調整をしてもらったのですが,4輪の車体をまっすぐにするためのローラーがあって, そこに足を突いてしまうとコロコロと足が流れてタチゴケしてしまいそうになります.おにいーさんが,そこ踏んじゃダメですよ〜って事前に言ってくれているのに踏んでしまう私がにくい〜.

多少手間取ったものの光軸のテスターはなんとかクリア.お代3000円を支払ったら,そのまま支局にとんぼ返り.ラインに入り,再度光軸検査.緊張の一瞬,ですが結果は○.

車検証の発行,ナンバーの発行と順を追って窓口へ赴き,終了は11:30.光軸でああでもないこうでもないと悩んでいた分時間が掛かりましたが,なんとか当日中に終わってよかった〜.

新しくもらったナンバーに自賠責のシールを貼り,再び支局を後にします.帰り道,車体の好調さを感じつつ時間も無いので結構飛ばして帰宅しました.この途中ひとつ問題を見つけてしまうあたり,せっかく光軸テスターの3000円をいつもより掛けたはずなのにいつものと同じ体になってしまい,ちょっと情けない車検なのでした!

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