スプロケットカバーで一苦労(その3)

接着が何とかなったところで,次は塗装です.それに向けてまず表面だしを行います.ヤスリ,紙やすりで表面側を滑らかに磨いていきます.もともと表側はテープを貼って整形しながら作った面ですので,取り代はあまりありませんので,そこではあまり苦労はありませんでした.

塗装については耐熱の黒を使います.サフェイサーがなく下地への付が心配だったので塗装前に一旦接着部位に関係ない部分についてもペーパーで面荒らしをします.全体をペーパーがけしたら全体を脱脂して一昼夜乾燥させます.

次の日には庭で塗装です.今回耐熱塗装は初めてでしたが,吹き付けに関しては通常のスプレー塗料と同じです.感じとしては耐熱のほうが垂れにくいかもしれませんが,ここは慎重にいきます.3度塗り程度で塗装は終了し,塗装乾燥まで1週間放置します.出来栄えは,少し下地の段差が見えたりしますが,もともと黒なのであんまり目立ちません.まあ,外装部品でないのでこんな程度でよいでしょう.(ちょっといいかげん)

完全に完成したところで車体に取り付けです.ネジがもともとのゼファーのものだと2本の長さがあわず,新品ネジを注文しなければいけませんでしたが,頭が8mmの六角ネジのM6ネジというのはホームセンターで売っていない特殊なものでもありここは仕方がないところです.

取り付けてみての感想ですが,なかなかいけてるんではないかい?といった感じです.ちょっと見は純正チックでもあり,ちょいカスタムチックでもある見栄えであります.メーカーの設計者だとこんな設計はしないだろうなと思わせつつ,セルモーターの下回りを包み込むデザインに何か意図めいたものを感じざるを得ません.ゼファーのセルモーター自体が大きいとはいっても,このスプロケットカバーとそのお尻がほぼ面一なので,微妙にセルモーター下で内側に入り込む面が見えてしまうのも,見栄えの中で大きな要素を占めています.まあ,雨水の浸入だけしか気にしていないんですが,これで本当に機能を果たすのかは走ってみないとわかりません.

特にこのスプロケットカバーは前半分を改造してしまったのですが,ここの防音目的と思われるクッションと板金部品がついていたのですが,それを取り付けている2本のネジのうち1本がどうしてもなくなってしまうので固定できなくなってしまい,それを取っ払って今回の改造を行っています.走っているときの騒音なんかも若干上がってしまうかもしれません.まあ,スプロケットカバーは軽量化のためにカスタムする人も多いので,これしきのことで走行に大きな支障は出ないと思いますが...

あとはエンジン側面の色調という点では,セルモーターカバーのお尻と,ダイナモカバーは黒にしておきたいところです.ここらへんは後で何とかしましょう.ということで,あんまり考えずに部品を入手してしまって結局超自己満足な結果に終わってしまいました.まあ本当に自己満足が果たされるのは走り出してからなんでしょうけどね.

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