フレーム入手と塗装

さて,そろそろフレームなし車体をフレームあり車体にして前に進まなければいけません.ということでフレームの入手からです.フレームの入手についてはどうもこのGSX400Sを組みなおそうという人が少ないのか,種車が少ないのかわかりませんが,なかなか良い出物がありませんでした.唯一私の送料も含めた入手相場でお眼鏡にかなったのは錆が多めに出ている書付きフレームです.といっても結構なお値段ということで入札は私だけ.競争もなく入手してとある週末到着しました.こんな大物は私のいないときに入荷すると無駄にかみさんを刺激しかねませんので週末納品に限るわけです.早速庭に運んで入荷したこと自体の証拠隠滅と梱包を解きます.

狭い庭なんで全景を撮影できていなくて申し訳ないのと,背景が汚すぎますね.ちょっと朝のワイドショーで見るゴミ屋敷の体をなしてきました.まあそれよりも見ていただきたいのはフレームの錆びっぷりです.まあシルバーなので余計錆が目立ってしまいますね.ただ破損部位はなく,ハンドルストッパも問題ありません.なのでこのフレームを使う方向で仕上げていきます.

まずは錆の発生している箇所を中心に錆の除去と浮き上がった塗装をはがして行きます.ディスクグラインダーに塗装剥がしを付けて磨けるところは磨きます.ただ,純正の塗装がしっかり残っているところは表層を綺麗にするだけにしていますので,そう時間をかけずにディスクグラインダーの工程は終了です.あとはディスクグラインダーの届かなかったところをシコシコ磨いていきます.主に電動ドリルに真鍮ワイヤーのブラシを付けてやったり,最初っから道具を使うのはあきらめてサンドペーパーで磨いたり.そっちのほうに約2時間費やしました.あとは脱脂,マスキングをしてしばらく放置,乾いたところでミッチャクロン,シルバー,クリアの順にまず車体の下部,次に順方向に姿勢を入れ替えて上部を塗装します.

今回使用したシルバーがかなり明るい色であったので,純正色とかなり乖離したイメージになってしまいました.なのでメタリック調にはあまりこだわらずクリアとの複数回の重ね塗りはせず,あくまでもクリアを厚めに吹いて塗膜の強化を考慮して塗装しました.それに塗膜がちゃんと固まるまでは車体組みを行ってしまうと簡単に剥がれてしまったりするので,しばらくはこのまんま放置です.その間に何かやれることがあったらやりますし,なければないでじっくり待つとしますか.

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