以前の現車確認においてフロントタイヤは使えそうなことを書きましたが,ここへきて交換することにしました.
結局エアを入れてみたらこんな感じでして,まあ空気が抜けていたのでヒビが開いていなかっただけで,実際はすごかったというオチです.といいながら,このタイヤの入手には結構時間を要しました.というのタイヤサイズがフロントでありつつも100/80-18というサイズでして,このサイズというのがまあ今となってはとってもレアなサイズなのです.まずは中古を探していたのですがこれが全然見つからず,出て来ても古いこともあってヒビだらけなものばっかりです.中古はあきらめてアマゾンやバイク部品の通販で探してみたのですが,7000円ぐらいします.結構私にとっては7000円でタイヤを買うということ自体清水の舞台から飛び降りるような決心が必要なので,ここは少し時間をあけてクールダウンすることにしました.本当はフォークやフェンダーをやるタイミングと一緒にしてできるだけフロントをジャッキアップする頻度を下げたかったのですが,急いで高いタイヤでそれを実現したとしても私の満足度が低いわけです.
と,中古タイヤを再び探し出した私ですが,そこで今度はホイールについたまんま出品されているものを探すことにしました.理想を言えばGSX400Sのフロントホイールに綺麗なタイヤがついていたら最高だったのですが,それはかなわぬ夢.結局見つけたのはSRX-4(1JL)のフロントホイール.ちょうど同じサイズのタイヤが標準になっていて,それなりに弾数の出た車体,そして未だに乗っている人も多かったりするので,見つけやすいターゲットではありました.しかし,SRX-4の場合前期と後期でタイヤサイズどころかホイールサイズまで異なるので,そこは注意が必要です.
そしてそのホイールが到着した次の週末早速交換作業です.今回期せずしてホイール状態でタイヤを入手したので想定していたよりは手間がかかります.まずはGSX400Sをジャッキアップする前にSRXのホイールからタイヤを外します.ここでタイヤに傷があったり,作業で傷をつけてしまっては交換自体次に進めなくなりますので,まずはタイヤがホイールから外れて,確実に使えることを確認せねばなりません.タイヤについては硬化もなく特に無理せず外れたのでビード周り含めて傷を入れることなく外すことができました.
次にGSX400Sをジャッキアップしてホイールを外し,タイヤを外します.こちらはタイヤが硬化しまくっていて先ほどのSRXよりも大変な思いをして外しました.でもフロントタイヤなのでそんなに大変ではなかったかな?ホイールのリムを清掃して,中性洗剤を付けてタイヤをはめます.コンプレッサーでエアを入れてビードがバンバンとなったら,バルブを入れなおしてエア圧を調整しながら入れて完成.
今回タイヤ交換とともに部分補修していたフロントフェンダーを取り付けました.以前ご紹介したようにフロントタイヤがある状態ではフロントブレイスを取り付けることもできませんので,フロントフェンダーの取り付け,交換のときには必ずフロントホイールを外さなければいけないというこの設計.何度やっても閉口します.
さてこれでブレーキの固着など含めいろいろ手間がかかったフロント周りが終了し,これでジャッキアップする必要もなくなったでしょう.特にフォークではすごく苦労したので完成したフロント周りを眺めながらまた悦に入る私.しかしこのあと1点問題が発生しました.というのは今回SRXのホイールごとタイヤを入手し,ブレーキディスクやカラーとかもついているからホイール単体で売りに出したらすぐに売れるのでは?と考えていたのですが,甘かったようです.もうただ同然で出品しても一向に売れる気配さえもありません.これでまた要らない部品が増えてしまいました.こういった判断ミスの積み重ねが今の惨状を生み出しているわけで海より深く反省するわけなのでした.