フレーム入替(その3)

昨日の作業ではまだまだ車体に取り付けられていない部品が散在しており,うちの目の前がまるでジャンクヤードのようになってしまいました.今日はいつもより早めに作業を開始して早急に現状を打破しなければいけません.ただ,その前にエンジン回りの腐食があまりにもひどいので,腐食部分,傷などをディスクグラインダーやペーパーで除去して,ミッチャクロン+耐熱シルバー,耐熱クリアを塗っておきます.これでかなり見栄えは良くなりました.

次に車体を引き釣り出してきて,片っ端からパーツを取り付けていきます.まずハーネス,ソレノイド,イグニッションコイルクラッチワイヤー,リアフェンダ―,テールライト,ラジエターなどかなり短時間でぱぱぱっと取り付けて行き,ほぼストリップ状態ですが外装以外の大物部品が車体に搭載されました.ちなみにフロントブレーキは固着がひどいのでまだフォークに固定できていませんが,個別に保管しているわけではなく保管場所を必要としているわけではないのでこのまんまです.

そんなこんなである程度の部品が取り付けられた状態で冷静になって車体を見回して思ったのは,このカタナ異様にローダウンしてるなということです.まるでドラッグレーサーのようなそのいでたちに魅力を感じるような私ではないので,ここは何とかしなければいけません.そういえばこのリアサスペンションの標準長についてあんまり調べずに購入しましたが,今になって調べたところ標準長が315mmとかのもののようです.一応車高調整は下側のネジでできるはずなのですが,その最大に伸ばしても330mmぐらいのようです.ヤフオクの商品説明にはたくさん400ccの車種名が書かれていたので,当然400カタナでも行けるものと思っていたわけですが,実際GSX400Sの標準長は345mmぐらいのサスペンションの説明文に適合と書かれているので,そこらへんの確認が甘かったようです.ここは追加で延長用のエンドアイを購入するしかなさそうです.せっかく安価なサスペンションと思って購入したというのに,これではかえってコストがかさんでしまったことになります.とほほ.

コストのことで凹んでいてもしょうがないので,外装を載っけていきます.外装自体はフロントカウルと改めて購入したテールカウルを付けるだけであとはタンクとシートは載せるだけ,サイドカバーもネジ1本ですので仮載せ状態であればすぐにこんな状態にたどり着きました.う〜ん,テールは下がっているけどちゃんとカタナだわ〜.まるであとキャブとマフラーとリアサスがついただけですぐに動いてしまいそうな勢いです.

ちなみにさんざん無駄に動いて結局軽いレストアで済むものを購入するという失態を演じたメーターについてはこんな感じです.ものとしては美しい仕上がりですし,この特徴的なメーカーがすなわちカタナのシンボルのようなものでもあり,少し感慨深い思いが湧いてきます.今になってあんな自作カーボン調メーターパネルにしなくてよかったとか自虐的な感情もおのずとわいてきてしまいます.

まあ感慨に浸るのはここらへんにして,まだ実際はここからやらなければいけないことが満載です.まずは尻下がりの現状を何とかしたいところですね.

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