メーターで悩む(その1)

まだフレームは入れ替えていませんし、シートをなんとか雨水対策の名目で健全化しただけですが、同じように雨水対策ということでは被害をこれ以上にしないということでやっておきたいところがありました.メーターです.

メーターは現車確認のところでも触れましたが、ケースの蓋が無くなってメーターパネルがむき出しになっていて針が2本とも折れています.流石1100や750カタナのレプリカである点、この独特のオムスビ形状が必須であったのでしょう.しかしそれ故に他車との流用はほぼ不可能のように思えます.今回はその可能性について探っていきたいと思います.

まず詳細な状態確認ですが、この状態で針はタコメーターの方は回転できますが、スピードメーターは固着しています.パネルにはひびが入っていてケースも縁の部分が欠損しています.オドメーターのリセットはつまみが回りませんので不可能です.そして中に多量の水が浸入してしまっています.う〜ん、これは重症かも?

で、針の残骸を抜いてパネルを外してみました.ちなみにスピードメーターの針はさっくり抜けたんですが、タコメーターの針は抜こうとしたら根元からもげてしまいました.パネルの内側はスピードメーターの腐食がひどくこれは一発で使えないことがわかります.タコメーターは腐食はそれほどでもありませんが、針の軸が折れてしまいましたのでこれもお陀仏.インジケーターのバルブの入っている穴には多量の水が溜まっており、シーリングのゴムが膨潤しているのか、それとも水草や藻の類が密生しているのか緑っぽくなっています.う〜ん、見れば見るほど滅入るわ〜.

せめて何か使えるものがないか考えましたが、そのまま使えるのはメーターギアとステーぐらい、あとはパネルは補修すれば使えるかな?ということでまずはパネルを補修することにしました.早速割れているところを接着剤で補修し、その上からヤフオクとかで売っているパネルの上に張るタイプのパネルカバーを買うつもりでした.で、それを探してみたところなかなか気に入ったデザインのものが安価に出ていないのです.

なのでシート全体を自作するというのはむつかしいので、文字以外の部分をカッティングシートで覆ってなんとか見栄えをよくすることを考えました.ますメーターパネルを正面から望遠で写真撮影し、PCに取り込んだらその文字以外のところを黒、それ以外を白になるように画像データを作っていきます.

画像が出来上がったらいつものカッティングプロッタでサイズを合わせこの形状を切り出していきます.ちなみにカッティングシートは以前購入したカーボン調のものの切れ端を使用しました.結構分厚いのでカッティングプロッタの刃の高さ調整に苦労しましたが、なんとか切り出しまでは完成.これだけだと一体何用のものなのかわかりませんね.

これをメーターパネルに位置を合わせながら、エアを巻き込まないように貼っていきます.最後に穴の部分をデザインナイフで切り出します.文字や線は退色していたところがあるので、フリーハンドで適当にペイントしました.う〜ん単体で見ると素人仕事が丸出しですね.まあメーターの中に仕込んでしまったときにある程度見るに堪えるものであれば十分でしょう.

さて、あんまり前進した感じはありませんが、今回はここまでです.

KEN-Z's WEBのトップへ NEXT