アニメへの体慣らし(その4:アニソンから超電磁砲)

ここまでの履修具合を見る限り私のおっさん属性からしてかなり違和感のある君に届けからさらにユリ系アニメ2作品にまで行ってしまい,詰まるところどんどんおかしい方向に行ってしまった感があるので,あらためて再確認する.本来の目的はハルヒをうがった目で見ることがないよう私に免疫をつけることなのである.実際ここまで4作品を見たところでかなりアニメのカテゴリとしては異端を彷徨っているといっていいかもしれない.それもそのはずでアニメの主流はやはり宇宙人・ロボット・超能力・魔術など世の中にそうそうないものなのである.しかしここまでこなしてきたわけだから,そろそろそのような主流作品に挑戦してもよい頃か?とも思う. 多少の冒険をしなければいけない時期にさしかかっているということで次は苦手であるロボット・宇宙人・魔術師・タイムマシン・超能力のいずれかが含まれたものにも手を出さざるを得ないところであろう.

そんな中アニソンつながりで次の作品をセレクトすることができた.確かにユリ系の2本はオープニング,エンディングとも非常に良い作品が使われており,普段めったに買わないくせに即刻清浦夏実さん,空気公団,CeuiさんのCDを入手して携帯に落とし,ほぼ毎日電池がなくなるまで聞きまくるほどになった.で,次の段階としてこのような私の行動傾向から派生するような感じでYoutubeでささめきことのアニメや漫画の画像とほかの音楽を組み合わせたいわゆる”MAD”を見てみた.するとひとつだけ珠玉の一品を見つけてしまった.画像は言葉で表現しにくいので印象だけいうとすごい切ない感じを詰め合わせたような内容で,そこでセレクトされていて音楽というのが,ELISAさんのSMILE -You&Me-という曲.英語の歌詞にアコースティックギターをかぶせているだけの楽曲であるものの,その音作り,詩の内容,世界観など画像の印象をさらに深めてくれるものでありまさにベストマッチ.自然と興味がわいた私はその曲およびELISAさんについて調べだした.

どうやらこのSMILEという曲はささめきことのほぼ同じ時期に放映されたとある科学の超電磁砲というアニメで一度エンディングで使われた曲であるようである.で,そのエンディングで主に使われていた曲はというとこれまたこのSMILEがカップリングされているDear My FriendというCDシングルの表題となっている曲である.この2曲は原曲を同じくしているようであるが,歌詞や楽器,曲調,テンポなどすべてにわたって異なるものであるようである.で,両方が聴けるって言うことでDear My FriendのCDを買って両方聞いてみた.う〜む,これは嵌まった.原曲がいいだけではなく,歌い手さんであるELISAさんのスキルやつくり手の皆さんの単にアニソンの枠にとらわれない情熱が聞けば聞くほど手に取るように感じられる.これはもうそっちのアニメを見るしかない!

と思ったものの,そのとある科学の超電磁砲についてはかなり私にとってはハードルの高い内容であることがその時点で明らかにはなっていた.というのもそもそもその作品自体がハルヒと並んで当時のアニメの中では2台巨頭とも言えるようなとある魔術の禁書目録のスピンオフもの.私にとってはまず魔術がだめなところに来て,魔術の対極にある”科学”と銘打ってはあるがそのスピンオフであるために内容的には科学で解明されつつある超能力であることから私にとっては”超能力もの”というカテゴリに位置しようか.まあ魔術よりは超能力のほうがハードルは低いだろうし,ハルヒには宇宙人,未来人に並んで超能力者が出てくるのであれば,そろそろその一端にでも触れておこうではないか.それに口コミ情報によるとストーリーにはユリ的要素が含まれているようだし,今の私には前に進むにふさわしい作品なのかもしれない.スピンオフから先に視聴することに多少違和感もあるものの,口コミ情報では結構超電磁砲から先に入る人もいるらしい.従ってこの点についてはこだわることなく視聴してみようか.

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