北高に行って来た!(その4:甲陽園駅〜県道82号線手前)

さて駅前に戻ってきました.この時点で7:55ってところで,丁度私が自転車を降りて駅を通過していた時間とほぼドンピシャ.さて,撮影しながらなので少し時間は掛かると思いますが,ここからエッチラオッチラ北高へ向かいましょう.


まずお約束の風景なんですが,もうアニメとは風景が変わってしまっていますね.1期アニメの頃は私が知っていた景色とそう違わなかったのに,現在は既にこの路地は見る影もありません.この先の階段のおかげで普段は利用者も少く,利用者のほとんどが北高生と夙川短期大学の学生だったほどの人通りの少ない路地だったのですが,ドブ川は暗渠に埋められ,横にあった店舗も無くなって随分と見通しがよくなりました.この奥の駐車場は随分と繁盛しているらしく,朝方というのに結構車の出入りがあったりします.確かに甲陽園駅周辺は駐車場がなく,駐車場つきの店舗も少ないので,山手の車を利用する皆さんは路上駐車するか,より遠くの駐車場のある商業施設を利用するしかなかったので,これは大きな進歩といえるのかも知れません.しかし懐かしい景色がこのように変わってしまうのは少し寂しい気もします.


振り返って駅のほうを見るとこんな感じです.私が通学していた頃は,屋根が瓦葺で,朝には右側の夙川学院生のための学生専用出口がフルオープンでした.今は使っていないようですが,まだその名残が残っているのですね.バス停のベンチはキョンくんと朝比奈さんが語り合うときにも使われていますね.写真としては黄色いオーニングがちょっと懐かしい感じです.


特にここで押さえておきたかったのは茅原実里さんの優しい忘却のPVでいきなり現れるカーブミラーに映る甲陽園駅でした.早速撮ってみたんですが,どうもPVのまんまには撮れませんでした.PVのほうは隣のアパートがミラーに掛かっていたりするので,恐らく脚立かなんかを使ってもっと高い位置から撮影したんでしょうね.


さてここからが急激に高度を上げていくところです.路地の入り口だけでなく,ここの舗装もやり直してあるみたいですね.昔はコンクリート打ちっぱなしであったような気がします.その坂だけでも結構な勾配ですが,この先の階段のことを思うと当時は十分憂鬱になれたもんです.私がハルヒだったら,毎日神人満載の閉鎖空間を発生させていたかも.


さて,その階段ですがこれは!まるで私の知っている階段とは全くの別物.残っている面影といえばその微妙な曲がり具合と傾斜ぐらい.コンクリの白々しさも一助となってもう全く違う場所にいるかのようです.ここも路地の入り口と同じ時期に改修されたようですので,ハルヒアニメの1期には私の懐かしい階段そのままだったのかも知れません.懐かしさに浸ろうと思ってやってきた私はなんだか悔しい気持ちになってしました.う〜ん残念だ〜.


面影ということでは1点だけ,階段の途中にある椅子が唯一のそれであったかもしれません.私の通学していたときもどんな椅子だったか全く覚えていないものの何かしら椅子があったのですが,この椅子はハルヒアニメに登場する椅子からさらにリニューアルされていたりします.まあ,とにかく途中で一休みしたくなる階段ということでこの椅子が脈々と受け継がれていっているというのが懐かしさをくすぐるといえばそうなんでしょうね.


階段を登りきって振り返ってみると,こんな感じです.金毘羅さんほどではありませんが,その1/10ぐらいを一気に上がってきた感じです.北高への道のりの距離はそうでもないのに,強制ハイキングコースと銘打てるほどのダメージを登り手に与えるのはこの駅からすぐの急勾配にあると思うわけです.


そこからそう遠くないところから駅の方向を撮影してみました.中央のマンションの前に斜めに横たわるのが甲陽園駅です.ものの2分でこれだけの高度を稼ぐわけで,既に少し汗ばんできました.3年生になったころには冬場は汗ひとつかかずに登校していたんですがね.


キョンくんが一気駆け下りの時に通過するお地蔵さんの祠をちょっと道をそれてアングルに近いところから撮影してみました.この撮影ポイントは今まで訪れたことはありませんでした,私の通学路がこの位置からこんな感じで見れたのかとちょっと感慨に浸れたりします.ちなみにこのポイントと祠との間は宅地造成中で,そのうち完成したらこのアングルの写真は撮れなくなってしまうみたいです.


通学していた頃はこんな事したことはありませんが,その祠の正面からお地蔵さんを伺ってみました.手入れが行き届いているので,随分と信仰深い方が絶えずお世話しているように見えます.ちなみに私が通学していた頃上の屋根はなかったように思いますが,記憶が曖昧なので断言できないところではあります.


こちらが2期オープニングでキョンくんが歩く背景です.向こうに見えるマンションが当時建設中だったものです.その建設前は例の大きなお屋敷とその広大なお庭が広がっていたのですが,その面影をうかがい知ることはできません.


世界改変後初日のキョンくんが通学路を通過するのを横から見たアングルです.この水路は私が通学していた頃はコンクリートでは固められておらず,単なる小川のような感じであったかもしれません.ここも逆光がきつくもう少しアングルをあげたいのですが,これが精一杯です.

ここらへんで長々しくなってしまうので,次回に続きます.

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