新宿,四谷近辺の君の名は。の聖地などを巡る(計画編)

シーナリーの美しさに加えその再現度の高さからも新海作品の現代ものは聖地巡礼のやりがいが高いといえます.その中でも本作は都心に聖地がある点から聖地巡礼しやすい作品であります.例にもれず私もすでにあの階段は現時点ですでに5回訪れていますし,そのたびにたきみつの出会いをその場で祝福するような感覚に浸っていたりします.で,この聖地巡礼について,最も効率の良い浸り方はどのようなものかを何度か巡礼するうちに考えるようになりました.

そして,それをベストシーズンのベストな時間帯に実行するということを具体的に計画してきたのです.まあ,何がベストかなんて個人差はありますし,単なる思い込みでしかないかもしれませんが,それを実際にやってみたのでここに紹介しておきたかったのもありまして,このコーナーでは実際その聖地巡り写真を中心にコースの情報などをご紹介しておこうかなと思います.

<コース>

今回は飛騨古川など都心から離れたところは候補から外します.まあ本当の理由はというとそこらへんは単に私が足を延ばしていないからというだけなんですが,とにかく都心に限定してしまいます.あとせっかく聖地巡礼ということであれば,普段通りがかったりして目にするところは外します.とにかく私の場合は新宿駅とその周辺(特に西口側は結構広範囲)は出張の時だけになるものの,縦横無尽に移動しますので聖地巡礼の中で無駄に仕事を思い出させてしまうという弊害もありますので除外します.

また,駅構内や電車の車内を候補に入れてしまうと電車で移動するか今時入場券を買って入らなければいけないことになりますので,これも除外します.そうなると新宿駅,代々木駅,東京駅や新幹線,総武線,中央線の車内はありませんので,シーナリーで人物が立っている場所として出てくるところはおおむね本作の場合千駄ヶ谷から四ツ谷を経由して赤坂見附という感じになります.

ということで,私のおすすめコースということではこのルートをたどっていくことになります.でもせっかく千駄ヶ谷まで行くので,ここは本作以外にも触手を伸ばしていきたいところ.千駄ヶ谷門から新宿御苑にも入っておきましょう.そして新宿御苑で本作以外の聖地を巡ってしまったら,もう1作行ってしまいたくなります.ちょっと距離はありますが,ここから参宮橋を含めてしまおうと思います.

で,作品の順番としては最初に参宮橋を持っていきたいところですが,シーンの時間帯ということでいくと須賀神社は朝,参宮橋は午後,赤坂見附は夕方ということになりますので,その朝の須賀神社を優先するとルートは赤坂見附,四ツ谷,須賀神社,信濃町,千駄ヶ谷,新宿御苑,参宮橋ということになります.

するといろいろ立ち寄ったりしなければいけない地点を通りますので直線距離からは大きく外れてしまいますが,距離にして徒歩で6km強を歩くことになります.歩くだけで約1.5時間,いろいろゆっくり見て回って3時間ってところでしょうか.いろいろ盛り込みすぎではありますが,都心で半日フリータイムがあればなんとかこなせそうな内容と思われます.

<タイミング>

コース上一番重要視したいのは何度も行ってはいるもののやはり須賀神社の階段でしょう.そして二人が(再び)出会ったのはとある桜が咲く春の晴れた午前中です.しかも休日ではなく仕事があるウィークデーである可能性が高い.なのでそれをできるだけ忠実にできるようにタイミングを選びます.

ウィークデーを選ぶというのは,できるだけ人のいない状態を楽しむということでも可能な限り遵守したいところです.千葉の会社員がウィークデーに半日の時間をとるのは休みを取らない限りはできる話ではありませんので,ここは機を見て休暇を申請しておく必要があります.それに予定もあけておかなければいけません.なので ,

・桜の咲いている時期
・それなりに晴れている
・仕事が休める(予定が入っていない)

ということで桜前線の予報などをチェックしながらどこかで予定できそうなところを探していきます.しかし今年の桜の開花,満開予報はことごとく外れてしまい,都心の一部では予報通りのところもありましたが,他は最大で2週間ぐらい遅れてしまっていたりしました.そのためあらかじめ空けておいたところでは計画を実行に移すことはできず,4月の中旬にようやく四ツ谷あたりの桜の開花状況が最適となりました.そこにちょうど午後からビッグサイトで用事があったので,あらかじめ午前中に都心に移動するということで都合よく午前中の予定が空いている日がありました.その前の金曜日時点ではその午前中は晴れかくもりの予報でしたので,思い切ってその日の午前中に半休を申請してその日の早朝から実施することにしました.

ということで,結構の日程,コース,見どころなどが決まりました.次回より聖地と,その途上のいろいろなシーンを順を追って紹介していこうと思います.

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