新宿,四谷近辺の君の名は。の聖地などを巡る(その4)

四ツ谷駅から外堀通りを渡って新宿通りを四谷三丁目方向に歩きます.ここらへんはカフェや飲食店がありますので,休憩をするのであればここらへんが最適といえるでしょう.私はあんまり時間がないので撮影もせずひたすら歩き続けます.


この2017年時点ではローソンストアのある角ということで目印になるでしょうか?ここを入ってすぐに映画で一瞬出てきた標識だらけの光景がこんな感じで撮影できます.もちろん広角ではなく望遠側でないとあれのような凝縮感は出ませんので,スマフォではなくちゃんとデジカメを持ってきたほうがいいポイントでもあります.私は少し桜を入れたかったので少し引いて撮りましたが,それにしてもごみ収集車までが凝縮感を出しているのがいかにも都心っぽいですね.


ここをまっすぐ四谷小学校の脇を通っていくと,東福院坂に差し掛かります.この坂の名前の由来が書いてありますが,さすがこの先に須賀神社があるだけあって別名の天王坂のほうはゆかりのある名前なんですね.この近辺はお寺とお墓が多く存在しています.これは江戸時代に外堀を拡張するときに麹町あたりにあったお寺が集団疎開してきたことに所以があるようです.当時急繕いでお墓を造成するのに適した高台というとここら辺しかなかったんでしょうかね.確かに昔は土葬でしたし低地にお墓を作ると洪水で流されたりお棺ごと流されたりとあまり好ましくなかった事情もあるでしょうから,これほどの密集が生じても無理はないと思います.


坂の下りきったところが三葉が走ってきて逆方向に走って来ちゃうアングルです.前日が雨だった時点で,次の日早朝まで雨で,私が歩きだしたら都合よく晴れてくれないかな?なんて思っていたのですが,そうは問屋が卸さず,路面は濡れていません.再現度は少し低く感じてしまいますが,まあ普通はこれで十分なんでしょうね.ちなみにこの坂はそんなに傾斜がないのにも関わらず私のトップページのようなすべり止め加工の模様が刻まれています.ちょっと親しみを感じてしまうのはもちろん私だけなんでしょうけど.


さらにクロネコの集配所を超えて奥に進むと見えてきました.このアングルは瀧くんが三葉に気づいて見上げるところに近いかと思います.幸いにもウィークデーの午前中ということで聖地巡礼と思しき人は一人しかおらず,比較的さっぱりとしたシーンが切り取れました.


今度は階段を正面から.”須賀神社”の立派な門柱が目を引きます.


ここで高校生三葉が靴擦れを気にして座っていたわけですね.私が汚い足をさらしてそれをやっても誰得ですのでやりません.(笑)


う〜ん,もうちょっと引きで撮りたかったんですが今日持ってきたコンパクトデジカメは望遠寄りの焦点距離なのでこれが精一杯です.これではなんだか人んちを覗いているみたいで罪悪感も感じてしまいます.ちなみにこのポイントから後ろを振り返るとこの階段の生い立ちを示すプレートが埋め込まれています.それによると平成に入って個人の寄付でこの階段が改築されたことがわかります.まざご存命かどうかはわかりませんが,まさか自分が寄付して改築された階段がこんな聖地扱いを受けることになろうとは思わなかったでしょうね.


このアングルがもっとも手すりの角度などしっくりくると思って撮影したんですが,どうも天王坂の奥行きがこれだとどんづまりに見えてしまいます.もう少し中央の手すりに近い側から撮ったほうがいいみたいですね.まあこのアングルから見下ろすと自然にテンションが上がってしまいますが,ここは住宅地です.できるだけ静かに楽しんでおきましょう.


今度は通りの奥まで見通せるように位置を変え,さらにアングルを縦にしてみました.印象的なとんがりお屋根のビルが見通せます.このアングルだとちょうど瀧くんの全身と三葉の腰上ぐらいまでがフレームインできる感じで映画のシーンに近いでしょうか.


このポイントはエンディングにおいてパンアップしていき広い空に吸い込まれていくのですが,実際は提灯の保持台と桃の木でしょうか?大きく覆いかぶさっていてあのような頭上の解放感は感じられません.もう花は散ってしまっていますので,これが桜だったらよかったのにとか思いながらの一枚.さて,せっかくですので須賀神社にお参りしていきましょう.ということで続きはお参りの後で.

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