中間報告(2001.01)

さて,長く報告していなかった金魚たち.何もトピックスが無かったわけでもありません.色々有りすぎて,何があっても驚かなくなったというのが本当のところで,ネタ的な美味しさが足りないので更新しなかっただけなのです.現状については

・水槽大小取り混ぜ3つ(池計画は破談)
・総勢約50匹(親金魚+子供たち)
・相変わらず親と子は別居

といったところであります.

トピックとして一番ショッキングだったのがやっぱり子供同士の共食い.ある日家族が出かけている時にひとり水槽をぼんやり見ていると,子供たちの泳ぐ水槽の中の一番大きいのが何か咥えている.目を凝らしてみてみるとそれは"尻尾".なんと兄弟を食ってしまっていたのです.

以前も1-2ヶ月の孵化のタイムラグで孵化したばかりの稚魚たちがおにーさんおねーさんたちの胃袋に収まってしまったのは記憶に新しいところですが,体長も20-40mmとばらつきはあれ,よもや共食いなぞするまいと2つの水槽に大小お構いなしに2000年生まれの金魚を共存させていたのですが,私たちは甘かった(T_T).

ショックに打ち負かされ,朦朧となった意識の中,観察を続けると,一番大きく育った金魚(仮に大ちゃんと呼びましょう)は,その尻尾をまた吐き出してはまた口に含んでを繰り返しているようでした.はじめは一縷の望みとして,尻尾だけ食いちぎられた金魚が居るのだと思い,水槽の隅から隅までを隈なく探しましたが,淡い期待は裏切られました.吐き出した尻尾には背骨が(激泣)...で,私が気づいてから半日もそれを 繰り返していたでしょうか?ついにはしっかりとかみ砕いたようです.

そういえばそのころ死んでいく金魚がいないな〜とお気楽に感じていたところでした.しかしなぜか個体数は確実に減っている.原因は君だったんだね!大ちゃん!

と,大ちゃんを叱っても後の祭り,人知れず大ちゃんの胃袋に消えていった金魚たちの弔いをする暇も無く,早速2つの水槽に大小の個体を分けたという次第です.

次に報告すべきトピックスは

いつまで経っても産卵行動を続ける親金魚たち

です.金魚の飼育本を読むところでは,金魚というのは"暖かくなると産卵する"とのことでしたが,うちの親金魚は11月というのに産卵してしまいました.その時の水温約10度.実はその日の前日妻が久しぶりの水換えをしてやったらしいのです.水換えは特に水温を上げてから換えたわけではないのですが,新しい水の気持ちよさに思わずその気になってしまったのでしょうか?しかも3月や4月の時より卵の数が多い.金魚って年中発情期なのかしら?などというアホな想像を来すうちの金魚って一体何なんでしょうか?

といっても,せっかく産卵しても,そんな水温では卵が孵化するわけは有りません.こちらも慣れたもので,卵たちはそのまま放置しておきました.結局自分たちで胃袋に収め,収拾をつけてしまう君たちが憎い(T_T)...

まあ,こんな状態になっても個体数は月に一匹ずつとかのペースで減っていきます.まあ,育ちが極端に悪いのも間引かずにいるので,これは仕方ないことですな.うちの水槽を見る限りは,金魚すくいに出ている金魚たちなんてのも何らかの間引きがされて,お店に並んでいるものと思います.そう考えると人間ってなんて勝手なんでしょう.というのがここまで育てての感想です.まあ衣食住の上でやっていることと,趣味や娯楽のためにやってることの境目なんてホントはあんまり無いのかも知れませんので,自分が生きている限りは偉そうなことはいえませんけど...(いつに無くオセンチな私.)

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