どんどん大きくなるよ(2000.5.1)

一応の飼育装置も完成し,卵たちは順調に次々孵化していきました.最初の孵化から一週間も経つ頃には個体数は約200.この数字は数え切れただけでも160だったのでそれからの推定値ですが...(^^ゞ

で,まず何が困るかというと,水の交換です.

水槽の中にはすでに食べ残した餌が綿のようになって溜まっています.余りにも汚い様子に,稚魚の様子を観察するのもはばかれるほどになってきました.かといって今までの親金魚と同じ方式で水換えを行うと,稚魚を吸い込んでしまいます.まあそれも選別という意味ではいいかも?なんて思いましたが,それではあまりにも可哀相なのでほかの手を考えます.

さてG.W.のある日.妻に頼まれ嫌々水換えに挑む私がいました.それまでに何とか考えたのが,チューブの先端に輪ゴムで留めたキッチンペーパーで蓋して,それを利用して落差を利用して庭に水を徐々に抜いてていくというもの.で,開始早々この方法では大きな過ちを犯してしまうことに気づきました.キッチンペーパーで稚魚を吸い込むのを防ぐのはいいのですが,これでは綿状のごみがまったく取れません.これで水を替えてもどんどん結局はゴミの密度を増やしていくのと同じ事.

これではいかんと,次の方法を考えます.チューブを使い水を抜いていくのは同じですが今後はキッチンペーパーを取り去りました.これはそれなりにゴミが取れるのですが,稚魚の動きを警戒するあまり小石を吸い込んで流れが止まってしまいます.それに稚魚を吸い込んでしまうとその稚魚は庭に消えていき,ジ・エンドです.いらいらしながらやっていると,妻が"何かで受ければいいじゃない"と提案しました.むむむ,それは名案ではないか(←あほか)...ということで採用.抜いた水をいったん洗面器に受け,稚魚を吸い込んでもそこで救済する方式にしました.これなら稚魚の動きを余り気にせず,小石を吸い込まないように注意しながら作業が進められます.それでも結局水槽の水を半分ほど抜いた時点でゴミは2/3ばかり残っており,4匹の稚魚を吸い込んでしまい,後で超ミクロな金魚すくいを楽しむことができるようになりました.まあこの方式で徐々にテクを上げていけば,なんとかなるでしょう.今後に期待です.


この時点で稚魚の平均体長は約6mm.この稚魚たちが少なくとも親金魚と同居できるようになるのはいつのことやら...一般的には稚魚はそのうち選別をするのがセオリーらしいのですが,愛着が湧いてきたので,そのうち巨大水槽を購入してしまいそうな勢いです.とほほ.

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