2度目の産卵(2000.5.12)

孵化から1週間以上経つと,水の交換のたびに稚魚がたくさん死んでいるのを目にするようになりました.約200匹がこの時点で40匹ぐらいに減ってしまっていました.この減り具合が自然淘汰によるものなのか飼育方法に間違いがあるのか分かりませんが,やはり何かしら対策を講じなければいけません.稚魚というのはそのスペースに応じた数に自然淘汰されるとのお話もあり,もう少し広い水槽に移そうかなとも思ったのですが何かと時間が取れず,そのままにしていたのです.

そんな時,親金魚に産卵の兆しが現れました.雄がひたすら雌を追いかけます.私の出社中に妻は"これ以上稚魚が増えるとどうなってしまうのか"と悩み,しばらく卵の回収をためらったようですが,それでも去年息子がたらふく捕まえてきたおたまじゃくし(この時も200匹ぐらいいたので結局たくさん死んじゃったんです.息子には生命の尊さを教える良い機会にはなったと思うのですが,それにしても可哀相でした.合掌)用の水槽を出してきて,稚魚を移し替え,なおかつ前回の産卵のときに買ってきたものの出番が無かった産卵槽を取り付け,稚魚を移し替え,その中につけた産卵槽に水草についた卵を移し替えました.

この作業中にも親金魚はつい最近"卵の味を覚えたて"のためかパクパクと前回以上のすばやさで食べ進んでしまったそうです.結局救出できた卵は70-80ヶ.さて,前回の孵化のときは一旦気温が大きく下がったためか5日ほどかかったのですが,今回は3日目には目が見え始めその日のうちに孵化しました.第1陣はもう既に活発に動き回っているのに孵化したての稚魚はあまりにも動きが無く,本当に大丈夫?と言う感じでしたが,よくよく思い起こせば(といってもついこの間ですが)生まれたての稚魚というのは殆ど動かなきませんでした.良く考えると生まれたての稚魚は養分の入った袋を腹に抱えているのでまあ物理的に活発に動けませんよね(^^;.

これらの第2陣も2日も経つと水草の間を動き回ったりするようになり,4日目には第1陣の稚魚と殆ど見分けがつかない位に動き回るようになりました.大きさについては余り違いはないようです.ただ第1陣の稚魚のうち2匹だけ成長が早いものがいます.体長は約8mmといったところでしょうか?

あと広い水槽に移し替えてから稚魚の淘汰率が下がったような気がします.砂利を入れたので死骸が目立たなくなっただけかもしれませんが,第1陣の稚魚の生存率があがったような気がします.それでも第一陣は現在20匹を切ってしまっています.妻はこれを"如何に生存率高く成魚にするか"という目標を打ち立てたようです.ホームセンターで庭にビルトインできる池のリサーチを開始しました.とほほ.

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