石巻貝の加入

稚魚の体長も10mmを超えるものがちらほらと出て来た頃,餌の量も増え,回数も一日に5-6回となってきたのですが,食べ残しの量も飛躍的に伸び,結果,水槽がだらけになってきました.それなりに砂利の上に落ちた食べ残しは大きめの稚魚が啄ばんでいるのですが,側面はたまる一方.しかたなく妻が水の交換と同時に除去するのですが,必ず1匹が毎回犠牲になってしまう.これでは可哀相ということで何か対策を考えることしばし.そう言えばペットショップにてエビや貝を"おそうじやさん"として売っているではないですか.まあ,全体が隅々まで綺麗になるものとは考えていませんが,少しでも綺麗な部分が残っていれば掃除を早々頻繁にする必要も無かろうということで,早速ペットショップへ.エビは稚魚を捕まえて食べてしまいそうでなんとなくパス.お掃除魚もいるみたいですが,これも稚魚を食べちゃいそう.結局石巻貝に決定.

お値段は一匹198円.2匹で298円.10匹で980円.石巻貝だらけになるのも何かおかしいので,今回は2匹だけでお買い上げ.

早速親金魚と稚魚の水槽に一匹ずつ放します.稚魚の水槽のほうが圧倒的に汚いので,大きいほう.親金魚のほうには小さいほうを入れて,しばらく様子を見ていると,親金魚の方に放した小さいのは全く動かないのですが,稚魚のほうはすごい勢いで突き進み,確かにその通過した部分が綺麗になっています.うーむ.これは効果絶大.親金魚のほうは樹脂の造花ならぬ造水草にくっついたまま全く動こうとしないので,こいつは外れかな?何て思いながらしばらく様子を見ていました.

稚魚の水草はその後も石巻貝(大)のおかげで順調に綺麗になっていくようで,このままで行けば今後殆ど掃除がいらないかも?と思いはじめた3日目.あろうことか稚魚のほうの貝(大)は動きが鈍くなり,ついには壁面からぽろりと落ちて裏返ってしまっていたりなにかと動きが怪しくなって来ました.そしてある日を境に砂利の上でまったく動かなくなりました.食あたり?と思いながら,それでもしばらく様子を見ていると1週間以上そのままの位置で動こうとしません.哀れ昇天してしまったようです(T_T).

一方の親金魚のほうに放した石巻貝(小)はというと,造水草の上で同じくまったく動かない.おかしいな〜と思って稚魚水槽の水替えの時にはがしてみると,案外ちゃんと生存していました.どうやら造水草の形状が複雑なため砂利の上に降りることができなかったようです.で,可哀相ですが,この石巻貝(小)も稚魚の水槽に入れたら死んでしまうのかな〜?なんて疑問が湧いて来ました.で,しばらく稚魚水槽の中に放してみました.動きは故石巻貝(大)に比べると断然少ないですが,その後約1週間経ってもなんとか生存しているようです.でも動きが鈍いせいで藻がまたまた繁殖して来ました(T_T).

あとで色々調べるとどうやら石巻貝は買って来てすぐに既存の水槽に入れると生存率が低いそうです.慣らしが必要ということで,しばらく個別に水槽に入れ,水替えと同時にその水槽の水ごと入れてやるのが正解なんだとか.あと本当にお掃除屋さんとしての期待に添うようになるには10匹程度買って来た方がいいみたいです.でも,なんか金魚の個体あたりの占有体積を減らすようでやだなあ...(^^;

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