ザリガニ!

金魚のほうでまったくトピックなしなので,番外編です.ザリガニです.息子の学校では春先にザリガニつりを生活の授業(なんじゃそれ)でやるそうです.そんなところが既にうちの近所の環境をかなり強烈にアピールしてはいるのですが,これを夏休み前に家に持って帰るか田んぼに再び放すか選択の余地があるようです.そして親が承認すればうちに持って帰れるとのこと.でも自分で世話するのはいやなので必ず自分で水を換えて世話を抜かりなくすることを条件に飼ってよいことにしたのです.で,息子が持って帰ってきたザリガニというのはご存知アメリカザリガニ.昔金魚を飼っていた小さ目の水槽に入れて飼い始めたのでした.

早速ひとつエピソードが出来てしまいました.水槽の蓋というのは餌を入れるアクリルの蓋がついているのですがこれがきっちりはまりにくい.で,息子にはちゃんと閉めてないと逃げるでといっておいたのでした.すると,夜中になんだかゴソゴソ音がする.水槽の中でザリガニが脱出を試みようとしているようで,縦に伸びきっている.うーむ,ザリガニって良く伸びる〜.と興味本位でほっといたんです.ザリガニって夜行性なんですね.で,長期で出張にいったら妻からメールが.ザリガニが大脱走とのこと.玄関においてあった水槽から多分這い出して落下して這いつくばってお風呂場へ,そこで捕獲されたのだとか.で,水槽の蓋は硬く硬く閉められるようになったのでした.

さて,その出張先であるアメリカでも一つ.ボストンのホテルの中のシーフードレストラン.ここまででピーンと来たあなた.正解.私の頼んだシーフードごった煮スープの中にいらっしゃいました.2匹.それも色がそのまんま.ザリガニって熱が加わっても色が変わらないんですね〜.ついに食べることは出来ませんでした.馬刺しが食べられないアメリカ人の気持ち(自分のペットを食うことは出来ないという)が少しわかったような気がしました.

で,帰宅したころにはまた新しいトピックが.なんと産卵しました.金魚だけかと思ったら君まで...で,何かの飼育指導書で妻が見たのは驚かさないことという記述.これで徹底して水替えを行わない日がつづいてしまいました.その間ザリガニは健気に横を向いたりしながら内側の足をシャワシャワ動かして卵に酸素を送っておりました.でも水替えをしていないので当然酸素が欠乏しており,自然に卵には負担がかかります.案の定1割程度を残して殆どが白濁化してしまい,死んでしまいました(T_T).この後は心を入れ替えて水替えを2日にいっぺんの間隔で行うようになったようでした.で,ここしばらくはこの状態でこう着状態になっています.本によると冬になる前に孵化しなければそのまま冬眠してしまうとか...うーむ,冬眠したときに水をどうやって替えるのか?また冬眠する環境はどのように整えるのか?子供相手の指導書では無理があるようです.一層の勉強が必要です.

つくづく生命の神秘に付き合うのも大変です.

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