メーターを元に戻して確認

前回の電装系における確認でネックだったのは

・バッテリーレス化されているためエンジン始動以前では確認不可
・メーターが換装されており,液晶のため一瞬の起動さえも確認できない

という感じでした.

まずバッテリーレスに関しては全然魅力を感じませんので,バッテリーをちゃんと購入することにしました.このバッテリーについてはKSR-IIのときのようなYB2.5とかいう今となってはスクーターでもそんなにないような小容量バッテリーではなく,YT4L-BS同等品なのでかなりお安く調達できました.またバッテリーだけなんとかしてもメーターがあれでは実際何が起こっているかわかりませんので,メーターについても純正に戻すことにしました.ということでメーターについては元の走行距離がわかりませんが,ディスクやタイヤの減りを見る限り数千kmであろうということでそれなりの距離のものを入手.バッテリはさすがにこの容量で中古は信頼がおけないので中国製ではありますが新品を調達しました.この時点で結構な出費になってしまいましたが,まあ元々メーターもバッテリーも交換予定ではありましたので想定内と言ってよいでしょう.

で,ヤフオクで調達したそれぞれが到着したその次の週末,早速作業です.メーターについては幸いにもステー付きを入手できたので,メーターハーネスがエアクリーナーの奥を通っているのでわざわざ一旦エアクリーナーノックスを取り外して結線しなければいけなかったところ以外ほぼ問題なく取付できました.バッテリについては元のコンデンサ,整流ユニットなどをまとめて取っ払ったあと何やらわからないアース線はそのままにしてつないでみましたが,メータには一切何も点灯しませんでした.で,何もやりようがないのでひたすらハーネス周りを確認しましたが,1点重大な欠陥が見つかりました.イグニッションスイッチから出ている2ピンのコネクターの根元のケーブルがポロリと外れているではないですか.これではイグニッションが入るはずはありませんね.

で,このコネクター周りでこの白いケーブルが両端でほぼ電食して破断しているようで,この点はすごく気になりますが,なんとかギボシでジャンプしてつないでみました.で,この状態でイグニッションを入れてみたのですが,メーターがまたまたうんともすんとも言いません.う〜ん,どうもここが原因ではなかったようです.再びハーネス周りを確認しましたが,どうもおかしいところはなさそう.そもそもこんなところが電食破断してしまうということは,本来電位がないはずのところに想定外の電位が発生して,その結果電食したと考えられます.そうなると怪しいのはこの改造のきわめて基本的な部分が影響してコイルに火が飛ばないばかりかメーターのニュートラルランプやオイル警告灯などが点灯しないのではないかと考えられます.

念のため使うこともないであろうシガーソケットなどを撤去して再度確認したのですが,その状態ではイグニッションスイッチから出ている配線になにやら意味ありげに2本ケーブルが余っていたりします.それに対し,メインハーネスなどには一切これに対応したケーブルが見当たりません.実際今までやってきた車体ではこんな配線の余りがあったことはなく,もうこうなると私にはお手上げ.

こうなったからには配線図と現物を目を皿のようにして比べてやる〜と配線図までは入手したんですがそんなに変わったところはなさそうです.どうも直流化とかそういった大変ややこしいところでキットなんかを使っているんでしょうか?テスターを当てたり導通や抵抗を確認するぐらいは可能ですが,付いている電装部品の機能やピンアサイン1つ1つを確認して純正との違いを言い当てるのはもう私には無理〜.ということで袋小路に入り込んでしまったところで続きは次回ということにしましょう.

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