現車確認

さてお次は現車確認です.早速車体の全景をば.前回はお恥ずかしい感じの腹を見せたような写真を出してしまいましたが,下周りはあんな感じではあったものの,ちゃんとスタンドを立てた状況だと,一見して不動車とはわからないレベルです.

とにかく前回のKSR-IIの2号機の時は一見してこれは錆との戦いになると認識できるような状態でした.今回はマフラーのエキパイやステップ周り,タンクの上あたり,ネジなど要所要所は錆が出ていますが,あとは大したことが無いように見えます.まあ実際ネジを緩め始めると軒並みネジが折れたりバカになったりするので,見た目だけではどの程度錆の影響が深刻かは推し量れないんですけどね.

錆で一番目立つのがこのエキパイのところ.まあKSR-IIの時はこんなもんじゃなかったので,これはまあ序の口って感じです.下周りではやっぱりキックペダルやペダル,ネジの頭が錆びていたり,アルミ部品が粉を吹いていたりしますが,エンジンにオイル漏れなんかは見当たらず,キックもちゃんと降りるしそれなりに圧縮もありそうです.

チェーンは錆びていますが,ローラーのところだけで,その他は問題なさそう.動きも固着しているようなところは無く,チェーンの引きについてもあんまり引かれていないことからまだ使えるレベルなのでは?と期待してしまいます.スプロケットも8部山.まあ最高速チャレンジとかサーキット走行とかはしませんので,ブチ切れることもないでしょう.リアタイヤは恐らく工場出荷時そのまんまと思われ,ロットはもう10年近く前になっています.それでもひび割れは無く溝も写真の取りバリ山.ちなみにブレーキパッドものぞいてみたらバリ山.この車体,実は全然走っていないのかもしれません.ちょっと想像してはウキウキします.

最後にメーターです.どうも社外のものでヤフオクで売っていた台湾製のものがついているようです.KSRの場合,良くあるケースではタコメーターが欲しくってメーターを換える人が多いようですが,この車体もそうなのでしょう.ただ私はタコメーターいらないですし,なんか火花が飛ばない原因の一端がこのメーターにあるような気もしますんで,純正に入れ替えたいと思います.あと,ついでにバッテリを確認したところ,キャパシタのようなものに交換済みでバッテリレス化されていました.このキャパシタについているヒューズがちぎれていたりして,この千切れが原因で火花が飛ばないのか,それともメーターなのか,トラブルシュートには時間がかかりそうな予感がします.配線を見てみたところ,このメーターから来ている黄色い線も端子がないまんまタンクの下あたりでちぎれていまして,もう純正の状態が一体どんなであったか想像するのが難しいほどです.

ということで機械系より電装系の方が大変な印象ですのである意味そんなに得意ではない分野なので,それはそれで退屈しないで済むかなと思ってやはり少しワクワクしてしまう私なのでした.

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