フロントホイール

フロントホイールは前述のとおり,曲がりまくってます.一応いろんなところにすれながらも回転はしますが,こりゃ使えません.タイヤは生きていますが,これは使いまわすべきかどうか悩ましいところです.とりあえずホイールをなんとかしなければいけないわけですが,出来るだけ手間を掛けたくはないのでディスク,タイヤもついているものを探さなければいけないので必然的に少しお高くなります.しかもそのタイヤはそのまま使いたいということから,オンロードタイヤがついているものを狙わなければいけないから数もたかが知れています.まあ,その高いやつをそのまま落札していては私の名が廃るというもの.というわけで少し時間を掛けてみることにしました.

で,その上にホイールの色まで合わせようとすると,これが全然でてこないので,狙いを広げて色は不問ということにしました.しばらくするとなんとかお眼鏡に掛かる代物が現れました.色はシルバーですが,タイヤもバリバリに山がありますし,ディスクも全然減っていない代物です.気合を入れて終了時間を待ち,なんとか予算内の金額で落札できました.

到着したものはというと,おそらくレースに使われていたもののようです.ホイールには無数の傷がついていて錆が浮いていますが,まだ深く錆びてはいないようです.これは少し磨けば綺麗になるレベルでしょう.タイヤは一部溶けて根性玉が出ていますが山は8部山というところです.あとは色をどうするかです.

実はこのままの色で行こうかとも考えたのですが,想像していたよりも錆の見栄えが悪く,このままつけたのでは車体の出来自体に深刻な影響を及ぼしそうです.従って方針は純正色または似た色に塗装するということになりました.また,塗装をどの程度までやるかということですが,本来はタイヤを外してホイールだけにしてから焼付け塗装でもすれば完璧なんでしょうが,そんなことまでやるのはちょっと大変なので気が引けます.下手にホイールの内側にまで塗装すると,あとでタイヤをつけたときにボロボロ剥がれて来てエア漏れの原因になるやも知れません.やっぱり今回はタイヤを付けたまま露出部分のみを塗装することにしました.

ひとまず作業の始めはディスクを外すところから.ディスクを外したらホイールに固着した油分を洗濯します.お次は錆取です.錆取りといっても今回タイヤに悪影響が及ぶといやなので,もともとの塗装を全部剥いでしまったりはしません.ペーパーでひたすら磨いて行きます.見立てのとおり錆はそう深くなかったようで結構あっさりと取れたのですが,何しろ相手は外装部品ではなくホイールですので,いろいろ入り組んだところがあって結構な時間を費やしての作業となりました.下地の塗装は強く付いているところは結構強いので,塗装の残るところは表面を荒らす程度にしておきます.ここまでで約5時間経過.あとは1週間乾燥させます.

ハブの部分とタイヤの際の部分をマスキングしたらいよいよ塗装です.まずはプラサフからです.表,裏と何度か繰り返し塗装を済ませ.次は色をつけて行きます.ここで色をどうしたかですが,本当の純正はかなり濃いグレーメタリック.今回そこまで同じにするかを気にしたのですが,実際リアホイールを見てみると結構汚れていて見栄えはまったくのつや消しブラック.どうせ2ストだし,きれいにしてもどうせこうなっちゃうのよね...と考えることしばし.ということで色はなんか変な感じもしますがつや消しのブラックに決定したのでした.

で,作業内容中略でなんとか塗装完了.出来は?まあまあという感じ.ディスクを取り付けて出来上がりをリアホイールと並べてみて比べてもほとんど変わりありません.なんとかこれでいけそうですが,とにかくフロント周りを組まないことにはね.ということでがんばって急ピッチで進めていきましょう!

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