バッテリ交換

事実上の実働状態にはなった我がKSR.1つだけいけてないところがあります.それはバッテリ.KSRのバッテリはというと,2.5L-C(ユアサでYB2.5L-Cとかになる)の型番のもの.12Vではほぼ最小の部類に入るもので,スクーターなんかで使っているものに比べて適合車種がすこぶる少なく,お値段も若干高め.逆にニンジャの14L-A2なんかはでっかいくせにその流通量の多さからか,値ごろ感にダントツの差があります.

実際経たったバッテリで実害があるかということですが,やっぱり信号で停車したときなんかのウィンカーが点滅をやめてしまったりします.ライトもアイドリングでは少し瞬きが大きい感じです.キックを下ろしたときのエンジンの掛かりなんかは悪くなく,影響を受けてはいない感じです.実害はないと言い切ってしまえばそれまでなのですが,安全にかかわるところでもあるので,やっぱりバッテリを購入することにしました.

購入するにしても,そこらへんのホームセンターだと,本当に14L-A2の方が高くなっていて,こりゃまた尋常じゃない感じ.したがってオークションを狙うのですが,もともと弾数が少ないのが影響してか4000円以上というのが相場.その中でも突出して安く,2000円前半というのが1社だけあってそこから購入することに決定.到着したものは外観は問題なし.品質についてはやっぱり使ってみて数年後の持ち具合をもって判断するしかないようです.

早速開封し,電解液を充填します.中国製バッテリについては大概電解液の液量が多く,全部入れてもまだ1/3ぐらいは余ることが多いのですが,今回のバッテリはmaxレベルに入れるときっちり電解液を使い切るだけの量になっていました.今まで使わない液は取っておいて玄関なんかにおいていたのですが,玄関に希硫酸が置いてあるうちなんてどうよ?ということで家族からは疎まれていたわけですが,今回はそんな憂き目にも会わずに済みます.正確な品質管理がこんなところにも影響を及ぼしているのですよ.メーカーの皆さん.(っつーても中国語で言わないとわからんな...)

さて,補充電を行って早速搭載.試運転と参りましょう.まずエンジンの掛かりですが,もともと問題がなかったところではありますが,若干掛かりはよくなったと思われます.走ってみてのパワー感ですが,これも若干ですが向上しているような感じ.ウィンカーですが,これは停車時に点滅しなくなったりすることがなくなって,非常に安心できる感じになりました.ヘッドライトも瞬きがなく,これで晴れてKSRもいっぱしのバイクになったという印象です.

それにしてもこのタイプのバッテリが一般的な入手ルートだとべらぼうに高額になってしまうのは驚きです.もはや現行バイクでこのバッテリを搭載しているものはないんでしょうけど,こうなるとどんどん古いバイクは部品が高くなっていくわけですね.というわけで需要と供給のメカニズムを痛感した購買と相成ったのでありました.

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