メーター交換

ほぼ完全な車体となったKSR.しかし一体何キロ出てるのよ?と聞かれてもさて?としか答えようがないのが玉に瑕.不正確に動いたり,はたまたピクリとも動かなかったりと,全く聞かん坊のメーターを交換したい,でもKSR-IIのものは高くって買えない,でも換えたい.

ということで待つこと4ヶ月.ようやっと予算内で1つゲット.ものはメーターステーがくっついているものの,ステイの一部が切断されているもので,いかにも人気がなさそうなもの.メーターステイは間に合っている私はそんなことにはかまわず入札してしまったというのが顛末なのです.まあ,動くかどうかはいずれにせよ依然ギャンブルの体を否めませんが,とりあえず入荷したものは外観もそれなりに綺麗.それと,メーターステイは気が付いていたのですが,なんとメーターハーネスまで付いてきたので少し気持ちは複雑です.せっかく新品を高額はたいて購入したのに, ほぼ問題なく動作するであろうハーネスが付いてきてしまったのはある意味痛恨の極み.

まあ,そんなつまらないことを嘆いていても仕方がないので早速その週末に取り付けです.カウルを外すのももう何度目かになってしまっていて,作業そのものは5分も掛からずに終了.それよりもその後すぐに試運転しようということでKSRを家族の自転車の間を縫って引っ張り出してくるのが一苦労.


さて,その試運転です.交換したのはメーターのみなので,走行は全く変化ありません.ただ,メーターが動いています!そう,動いているのよ〜!ちゃんと速度に合わせて針が動いているのよ〜!と歓喜の涙に咽ぶ私.

ということで,早速最高速チャレンジ(←子供か!?).人目のない直線道路で,アクセルをひたすらあけまくって,ようやっと3ケタ到達.前の車につまってアクセル戻して終了.あと何度かやってみましたが,結局3ケタを少し超えておしまいです.メーターを振り切ることは出来ませんでしたが,まあまあのエンジンのコンディションといえるのではないでしょうか?あとは直線の長さと車の少なさをちゃんと計算してチャレンジしてみないとダメですわな.

ちなみに後日調子に乗って再度チャレンジしましたが,そのときには5キロ上乗せって感じ.しか〜し!走り終わった後にアイドリングが極端に低くなり,エンジン停止.キックで始動するもキックが重く,ピストン抱き付きのような状態に陥っているのではないかということで自らエンジンを停止.顔面蒼白になりながら早速トラブルシュート.

そういえばその日はチャンバーからオイルが飛び散るのがイヤだったので,キャブの真ん中についているアイドリングスクリューをかなり締め気味にしてアイドリングを低めにしていたのです.

すると低速でのオイルの混合比が減ったのが悪かったのか,数回に渡り最高速チャレンジを繰り返してしまったがためシリンダ内の摺動部位に無理が生じたのでしょう.その後しばらくアイドリング高めで回転を落としめでおとなしく走行し,なんとか事なきを得ました.その後の最高速もほぼ同じことが確認できてエンジンにも後遺症が出ていないことを確認.とにかくほっと胸をなでおろしました.

なんとも情けない話ですが年甲斐もなく最高速チャレンジを繰り返し,KSRのエンジンを壊してしまうところでした.ほんとう反省しきりでございます.

ということでメーターが付いて,また一難というお馬鹿なオチなのでございました.

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