ミラー交換とグリップ変更

これでもかと次から次へと外観向上のための課題をこなさなければならず,話題に事欠かないこのKSRですが今回を持って外装ネタは最後になるはずです。そのトリを務めてくれるのがグリップです。 グリップについてはあまり磨耗もしていないものの,社外品がついています。大体いつもグリップは純正を付けている私ですが,この車体については社外品である点はそれほど問題ではありません。ただひたすら気に入らないのはデザインとして露出している下地の黄色いウレタンがさんざ紫外線にさらされた結果クリーム色に変色してしまっていること。

乗車中はまず目に入ることはありませんが,ここまで外観に手を入れてくるとひときわこのグリップのみすぼらしさが目立ってしまうのです。ただこれだけのために純正グリップの入手に走る私ではありません。しばらく我慢して乗って来たのです。

 
一方,他の車体でハンドルスイッチを調達する必要があったのですが,これがちょっと特殊なハンドルスイッチ.なかなか予算の範囲内ではお目当てのものにめぐり合えません.しかしこのとき実はアクセルワイヤーも調達する必要があって,この両方が含まれていれば送料がお得にすむかな〜なんていうことで検索キーワードをいろいろ変えてやってみたら,グリップとアクセルワイヤーも一緒に出品されているものがありました.ハンドルスイッチの外観は結構悪いもののセットのお値段としてはしっかり予算の範囲に入ってきています.これを落札してハンドルスイッチとアクセルワイヤーはそっちに使用する方向で,あまったグリップはあいにく純正ではなかったので,その車体には流用しないことにしました.でも偶然にもこのグリップがKSRについているものと下地の色が青な点は除いて同じ形のもの.新品というわけではありませんが,下地が青なのでそんな色あせも目立たず,こりゃ交換のネタに使うっきゃない.

しかしあいにく転倒のあとでしょうか?アクセルの外側に破れてしまった部分があります.このままつけてしまうと,車体のみすぼらしさをカバーするどころかひどくしてしまう可能性もあるということで補修します.まずやることは清掃です.補修箇所の周りをアルコールで清掃し,乾いたらいつものセメダインスーパーX黒で補修します.大体破損箇所の周りに塗布したら,端面に沿ってテープを貼ったりして塗布部の形を整えて1日養生.翌日養生完了でテープを剥がし,表面の凹凸をカッターで適当に整え,出来上がったら早速作業です.

まず古いグリップを抜きます.パーツクリーナーを隙間に少しずつ吹き込みながらマイナスドライバーで剥離して行き,奥まで行ったら徐々に廻しながら抜いて古いグリップの除去終了.グリップの付いていた部分のハンドルやスロットルホルダを清掃し,ゴム系接着剤を塗って内側をあらかじめ清掃しておいたグリップをねじ込みます.あとは養生時間中はずっと我慢でグリップを力強く握ったり動かしたりしないこと.結構バイクやさんがこの作業をやってもどうしてもグリップを握って店舗の中や外を行き来させなければいけない事情があって車体を動かす必要があっったり,お客さんにすぐに納車しなければいけなかったりして,グリップがねじれてしまいまっすぐ付いていないものがあったりします.うちの場合はそんな必要も無いのでじっくり養生が完璧になるまで待つことができるわけです.

さて,その次の週試運転です.といっても乗り心地はまったく変わりません.しかし乗車前後はこのグリップのみすぼらしさがほぼ無くなったために,かなりすがすがしい気持ちで乗ることができます.シートの青と,このグリップのさりげない青が呼応してなんか意図してこの色を選択したかのような感じで,ちょと自分のデザインセンスが向上したかのような錯覚を覚えますが,このグリップを入手した経緯を思い起こすとおいそれとそんなことも思えないのがはがゆいやら何とやら.

ということで,これで外観に関して懸念が本当にすべて払拭されました.う〜む,ここまで来ると新車同様になるまで外観向上に励もうかしら?

 

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