12年目の車検

一昨年はなんか放射能漏れがあったり,ちょっと身の危険を感じながらの車検でしたが,今回も全世界が危険な香りに満ち溢れた中での車検です.もちろんユーザー車検.で,一昨年からちがうところといえば

タンデム

そう,陸運支局までZXRにタンデムで行ったのでした.誰と?そう息子.最近乗りたがるんですよ.今まで装備もなかったし,身長も足らなかったしそんなことは考えなかったのです.が,装備に関してはYAHOOオークションでSサイズのヘルメットを落札し,またレストアしてみました.ものはかなり古いですが,女の方が使っていたもので外観は至って綺麗なもの.内部は思惑通りスポンジがぼろぼろ.女の方だけあって"風します?"(←懐かしー!)のステッカーが貼ってあったりします.

タンデムシートに座らせるにあたっては生命の危険から身を守るガイダンスをして,がしっと私の腰周りに手を回すようにさせました.まず,CBRで練習.そう,いきなりZXRでは,後ろにぶっ飛んでしまうかも...で,数回クリア.はじめ妻なんかは眉間にしわを寄せていましたが,見えない振りをしてせっせとトレーニングしました.ちなみに彼女は私のタンデムシートに一度っきりしか乗ったことが有りませんので,ヤキモチを妬いてくれるのかと思いきや,危険でしょ?ですと...(しょぼーん)

さて,本題の車検です.今回の懸念事項は唯一光軸.理由はオーリンズの換装による極端なケツあげ.光軸は多分かなり下向きになっているはず.しかし,勝手に自分で大丈夫と判断して出発.まあ,ダメなら車検場の脇で自分で光軸調整出来るし...(←無謀というかなめきっているというか)

さて,息子とのタンデムでそろりそろりといつもより時間をかけて陸運支局に到着.書類を用意し,車検場へ.今日はなんだか混んでますね〜.それとも最近はずーっとこんな感じかも.ユーザー車検流行ってますもんね.さあ,係官がやってきたぞ.燈火類のチェック,次は下回りのネジ,フレームナンバーとお決まりの流れ.バイクで子連れも珍しいですから,係官もちょっとやりにくそう.車のときには娘を連れて車の中に留まらせておいたのですが,バイクは車とは勝手が違います.ここでラインに入ります.ラインは1番.よって息子には窓の外から見学させます.

ラインではブレーキ,メーター,光軸の検査.ここでトラブル.やっぱり光軸がダメみたいです.で,テスターがどんどん上に上がって行く.上がって行く?うーむ.片側だけ低いみたいです.すると係官がやってきて.ありゃりゃ,なんとかなっちゃった.何をやったかは内緒ですが,とにかく今日は混んでいるのでこんなのもアリでしょうか?結局合格!

さて,ナンバーにシールを貼って帰路に就きます.息子はなんか疲れたみたいです.ちょっとぐったりした感じで後ろに掴まっています.息子に車検の意味を説明するのも大変でしたが,初めての経験でそれなりにお勉強にはなったようです.まあ,社会勉強ってことでしょうか.こんな感じでたま〜にタンデムを楽しむというのもバイク乗りの特権です.なるべく喜んでいただけるようにしておかないと...それにしてもこのバイクでタンデムすると同乗者の全体重が私にかかって来るので,つらい.寒くなってきてまた肩の痛みも徐々に増してくる時期だというのに.なんとも自虐的.

帰ってすぐに光軸を治します(最初っからやっておけばいいものを...).とにかく,12年の車齢をものともせず,ユーザー車検をクリアしました.今のところ治さなければいけないところもありますが,そんなこんなで好調を維持できているのがとても快感.もうZXRから離れられない!ああ,それにしても調子の妖しいところは早いうちに治さなければ...

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