バッテリの限界に挑戦

夏です.バッテリが弱るのは皆さん実は冬だとお思いでしょう?でも実は夏の間にバッテリは着々と弱っています.特に水冷のバイクは夏場はファンも回りがち.レギュレーターと呼ばれる充電圧を制御する部品も熱の影響を受けてアップアップ.そんな時バッテリ液が吹き零れていたりして,ありゃりゃ?と思った人いませんか?そんな現象を見てもすぐに精製水を補充していないとすぐにバッテリは露出した電極板が得体に知れないコーティングに覆われて,お陀仏.一般的にはもともとこのひどい状態になったバッテリが冬に限界に達するというのが大概のシナリオです.ちなみに私はというと一時期NINJAの絡みで入手したバッテリとZXRのバッテリを2つ交互に使うといった贅沢三昧.というよりも抜き差しするたびにバッテリの液面のチェックと補充電を怠らないので,否応無しに寿命は延びるのでした.そんなバッテリもそろそろ使いはじめから6年が経過しようとしていましたが,最近セルの回りにちっと元気が無い.一時NINJAとともに手を離れていたのですが,あまりにも元気が無いので,引き取ってZXRに載っていた比較的元気な方を放出してしまったために手元にはこんなのが残ったという次第です.(←行き当たりばったり!)

で,何かしらアクションを取るわけですが,実は使えるバッテリは手許に既に在ったりする.換えるのは簡単.でも,ここは地球の資源を大事にするため最後の最後まで使ってやると無駄な決心をしました.

購入したのは"電撃丸"硫化化合物の錠剤なんですが最近ホームセンターやカー用品店ではよく見かける存在になってきましたね.以前からその効果のほどを試したくって試したくって仕方が無かったのですが,とうとうその時がやってきました!硫化化合物ということは,今まで散々オーバーフローしては補水を繰り返してきたバッテリ内の薄まりきった硫酸のpHを下げてやるのに効果があるのでは?と思っていたのです.購入金額は580円.この価格がリーズナブルかどうかはその効果次第です.

さて,使い方は簡単.バッテリのプラグを6つ外して,それぞれに1錠ずついれるだけ.でも悲しいことに2輪のバッテリはプラグの口が狭い(T_T).仕方ないので,ニッパで半分に割っていれました.さて,ここで効果を厳密に確かめたい私は,補充電を敢えて行いませんでした.うーん,意地悪.


数日おいて試運転.いつもと変わらずセル一発.だけど以前とほぼ変わりない元気さかな?うーむ,予想外.まあ乗り味はほとんど変わらず.もともと回転数が下がってもライトが暗くなるとかそんなのはなかったので,違いは分かりませ〜ん.で,早速補充電.また1週間おいてから試運転.うーむ今度はちっとは違いがあるかも?入れないで補充電したときと入れて補充電した時が一発目のセルの回りが違う.これが効果なのかな〜.まあ値段なりの効果といえるかもしれません.まあこれでバッテリの寿命が倍になるとは思ってませんが,最近違う原因で充電が満足に行えていない可能性の高い我がZXR.こんなので品物の評価するのが横暴というものか...バッテリの寿命うんぬん言うより,そっちのほうを先に対応するのが順当なのでしょう.く〜またお金かかるな〜.(とかなり思わせぶり...)

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