エアコンの工事(その1)

エアコンが壊れました.といっても一昨年の話です.なんでそんなことになっているかについてまずお話せねばなりません.

まずうちのエアコンは以前の社宅にすんでいたころに購入したもので,6畳用.これをリビング(約12畳相当)に引越しの時に移設したわけです.しかしうちはかみさんの冷え性のおかげと省エネ志向が強いこともあってエアコンの登場は約2年に1回といった感じでした.

それに加え,ある夏にエアコンを私の留守中にかみさんがスイッチオンしたところ,カラカラという音がして何かがエアコンの送風とともに落ちてきたそうです.なんなんだろうとそれを凝視してみたところ,それがなんとゴキブリの足だったから大変.そうです,うちのかみさんはゴキブリが大の苦手.日頃もゴキブリが出た日には大騒ぎして退治なんてもってのほか.大きいものの場合は見ようともしません.

そんなことがあってからかみさんはまったくエアコンを使わなくなったのです.そんなこんなで3年近くエアコンをかけないでやってきた一昨年の夏.梅雨のくせに異様に暑いある日にもう我慢ならんということで私がエアコンのスイッチを久しぶりに入れたところ,うんともすんとも言わないわけです.まあ稼働率が低いとはいえ10年以上も経っていたので,これはもう仕方がないかな?と思います.

で,エアコンがなくてもほとんど問題ないわけですが,これがエアコンなしの状況でエアコンを使えないのとは事情が違ってきます.したがって今年になってようやっと重い腰を上げエアコンを買うことにしたのです.

ひとまず量販店へいって,価格などを調査します.今回は以前のように移設ではないのでちゃんと部屋の大きさにあったものを設置したいわけで,ちゃんと10-12畳用ということで探します.でも工事込みで安いもので10万円程度.最近のリサイクル料金もあって,本体価格が7万円程度であったもこれぐらいのお値段になってしまいます.Y電器の75歳(自称)の販売促進員のおじいさんに勧められたF社のお掃除いらずのものが結構安くってそれに一旦行きかけたんですが,ここはじっと我慢.というのは年に1回も動かないエアコンに10万円を投資するのはどうかね〜というかみさんの意見を尊重したんです.

そこで,10-12畳用をひたすらお安く調達する方針にしました.こうなってしまうと一般ルートでの入手は候補からはずさなければいけません.こうなると

・通販+工事外注
・オークション+工事外注
・オークション+自前工事

の3つの選択しかなくなってきます.しかし,通販になると送料込みで5万円以下の本体があるのでこれら3つは工事の外注,自前によってえらく差額が出てきます.ここで当然のことながら自前工事の道を画策することになります.自前工事の画策にいとも簡単に踏み切るのには実は理由があります.というのは従来のエアコンの工事内容に非常に不満を感じていたからです.従来のエアコンは引越しのときに引越し屋が外注した工事業者によって取り付けられています.しかしこの取り付けが写真のように水平でないんです.引越しのときの取り付け工事は私の留守中に行われたものですが,この状態にかみさんは気づいていたのにもかかわらず工事業者にやり直しをさせなかったそうです.そのため9年もの永きにわたってこの歪んだエアコンを見続けなければいけなかったわけです.もうインテリアセンスもなにもあったもんじゃない.

ということで,お金を払ってまでこんなひどい工事をさせるくらいなら自分で工事できなかなということになり,その道を探っていたのです.結果的に室外機内の冷媒を配管内に充満させる前に純度を下げないようあらかじめ配管内のバキュームを引くこと以外は結構簡単にできそうでした.

方針は決まりました.早速以前から目をつけていた1年落ちのH社製を格安落札.落札後初期不良のみ交換可能とのことだったので,これは商品到着後すぐに設置して試運転を行わなければいけません.その週末を作業の日と定め,短期決戦といくことにしました.

つづく...
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